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レーザートーニングの間隔はどれくらいがよい?効果を実感できるまでの期間について
2025年02月25日
表参道美容皮膚科 副院長
三宅 真紀 医師
監修
レーザートーニングは、しみ、そばかす、肝斑の改善効果が期待できる美肌治療です。
今回はレーザートーニング治療について、効果を実感できるまでの期間や間隔、必要な回数についてご紹介していきます。
レーザートーニングの仕組みと効果
一般的なシミ治療に使用されるレーザーは、高い出力を照射することでシミの元を破壊し、しみを薄くしていきます。
しかし、これらは効果が高い反面、肝斑悪化の原因とされるメラノサイトへの刺激が強いため、肝斑には禁忌とされていました。
ですが、そのような治療が難しいとされていた
肝斑に対して過剰な刺激を与えることなくレーザー施術を可能にしたのが、レーザートーニング
です。
その理由は、レーザートーニングとしみ取りレーザーの、
照射される光の違い
にあります。
通常のしみ取りなどに使われるレーザー光は中心が強く、周辺にいくにしたがって弱くなる山の形(トップハット型)をしています。
肝斑にこのような強いレーザーを当てると、中心の部分がメラノサイトを刺激してしまい、肝斑を悪化させる恐れがあることから、レーザー治療は禁忌とされてきました。
レーザートーニングは炎症が起こらない程度のマイルドなパワーのレーザーを広範囲に肌へ照射することで、かさぶたを作ることなくメラニンを少しずつ分解・排出していく治療法です。
レーザートーニングは、しみ、そばかす、肌のくすみを改善するだけでなく、今まで難しいとされてきた肝斑を改善する効果も期待できます。
レーザートーニング(メドライトC6)の仕組み
当院では『メドライトC6』というレーザー機器を導入しており、レーザートーニング治療を行なっています。
『メドライトC6』は照射面にむらなく均一にエネルギーが照射できるのが特徴です。
肝斑に適した設定の微弱なレーザーを照射することで肝斑を刺激することなく、少しずつ薄くしていくことができます。
しかし、レーザートーニングはマイルドな設定をしたレーザーを表皮に照射し、かさぶたを作ることなくメラニンを少しずつ分解・排出していく治療方法であるため、その変化は非常に緩徐であり、一般的にも最低5回以上の治療回数が推奨されています。
微弱なパワーで照射を行うため、根気よく回数を重ねることが必要ですが、繰り返し施術することでこれまで治療が困難だった肝斑にも効果が期待できるようになります。
メドライトC6を詳しくみる
シミ・そばかす・肝斑に効果的
レーザートーニングのメリットは、いろいろな肌悩みの改善ができることです。
しみやそばかす、肝斑の改善だけでなく、毛穴の開きや肌のくすみなどにも効果が期待できます。
レーザートーニングは一般的なレーザー治療よりも弱い出力で行うため、メラノサイトを刺激せずにメラニン色素を少しずつ排出し、肝斑やしみ、そばかすを改善していきます。
トーニングとは、色調を明るく均一に整えるという意味を持ち、肝斑部位だけではなく顔に点在するメラニン色素が少なくなるので、顔全体のトーンが明るくなり透明感が出ます。
また肌の新陳代謝が活性化されることで毛穴が引き締まり、毛穴が目立ちにくくなるという美肌効果も得られます。
顔の産毛を処理する効果もあるので、肌表面がなめらかになるのも特徴です。
シミやそばかす、肝斑など複数の症状があるような場合にも効果が期待できるので、各症状に悩んでいる人におすすめの治療といえます。
また施術時間が短く、ダウンタイムがほとんどないところもメリットの一つです。
一般的なレーザー治療は施術後に治療部位にかさぶたや赤みが出るのが一般的ですが、レーザートーニングはテープ保護も不要で、施術当日からメイクが可能です。
レーザートーニングはどのくらいの間隔がおすすめ?
一般的にレーザートーニングは1~2週間おきに照射をおこなうことができます。
効果の持続期間には、肌質や生活環境などによって個人差がありますが、肝斑やしみ、くすみなどがない健康的な肌を維持するためには治療終了後もメンテナンスとして1~2ヶ月おきに1度、レーザートーニングを受けることをお勧めします。
1回では効果を実感しにくい
レーザートーニングは弱く設定をしたレーザーを表皮に照射し、かさぶたを作ることなくメラニンを少しずつ分解・排出していく治療方法であるため、その変化は非常に緩やかです。
1回でも肌のハリ感やトーンアップをご実感頂けますが、本格的に肝斑治療を受けられるとなると、2~4週間毎の治療を5~10回程度受けられることが理想的です。
適切な期間を空けつつ、少なくとも6ヶ月、出来れば1年以上の長期的な計画を持って治療に当たられることが望ましいです。
間隔が短いと肌トラブル・色素沈着のリスクがある
健康的な肌は約28日周期でターンオーバーを繰り返しています。
どのようなレーザー施術にもいえることですが、レーザートーニングのやりすぎは本来除去する必要のない角質や皮脂が除去されてしまい、肌が再生する前にダメージを与えてしまう可能性も否定できません。
過度な照射は症状の悪化や、色素沈着、メラノサイト喪失による白斑を招くおそれがあります。
レーザートーニングは回数が必要な照射施術とされますが、低出力と適切な治療間隔でおこなうことが大切です。
施術間隔は肌の状態によっても異なりますが、最低でも1週間以上は間隔をあけ、まずは2~4週間に1回を目安に考えてもらうと良いでしょう。
レーザートーニングは何回目から効果を実感できる?
レーザートーニングは繰り返しの照射が必要な施術です。
2~4週間おきの照射で、一般的に3回目頃の照射施術から徐々に肌の透明感、明るさが増し、毛穴の引き締まりが感じられるようになります。
肝斑に対しての効果の実感は個人差がありますが、
5~10回以上の照射をお勧め
しています。
レーザートーニング効果の持続期間は肌質や生活環境などによって個人差がありますので、肝斑やシミ、毛穴・くすみなどがない健康的で美しい肌を維持するためには治療終了後もメンテナンスとして1~2ヶ月おきに1度、定期的にレーザートーニングを受けることをお勧めします。
レーザートーニングのダウンタイム
レーザートーニング治療中は、お肌に熱感やパチパチとした刺激を感じることがありますが、施術後はすぐに落ち着くことがほとんどです。
レーザートーニングは一般的なシミ取りレーザーのように、シミが浮き出てきたり、かさぶたとなって剥がれ落ちるといった反応はありません。
ダウンタイムがほとんどなく、施術当日から洗顔やメイクをすることが可能です。
ただし、レーザートーニング照射後の肌はデリケートな状態です。
洗顔時にタオルでゴシゴシとこするような刺激は避け、保湿や紫外線ケアをいつも以上に心がけましょう。
また、お肌が敏感な方は小さなニキビや、じんましんのような症状が一時的に出ることがあります。
自然に落ち着くことが多いのですが、もしも症状が強い場合や長引く場合には医師にご相談ください。
レーザートーニング後におすすめな当院のスキンケア
一般的にレーザー治療後のお肌は乾燥しやすくなります。
皮膚内の水分量が足りないと新陳代謝が滞り、乾燥によりお肌に赤みが出たり、肌トラブルが出現する可能性があります。
洗顔後はたっぷりの化粧水で肌にうるおいを与え、乳液やクリームなどで蓋をして水分を逃がさないようにしっかり保湿することが大切です。
しみや肝斑が気になる方、これ以上しみを増やしたくない、しみ対策を日々のケアに取り入れたいという方は、トラネキサム酸を配合したスキンケアシリーズがおすすめです。
表参道美容皮膚科オリジナル商品のobcシリーズでは、トラネキサム酸を化粧品規定上限の2%を配合した、薬用美白化粧水「
薬用TAホワイトローション
」と薬用美白クリーム「
薬用TAホワイトクリーム
」をご用意しています。
美白有効成分である高濃度のトラネキサム酸を配合し、プラセンタエキス、ビタミンC誘導体、ヒアルロン酸など、多くの美肌成分を配合。クリームにはシアバター、オリーブ油を配合しており肌の乾燥を防いでくれます。
薬用TAホワイトローション
TAホワイトローションを詳しくみる
薬用TAホワイトクリーム
TAホワイトクリームを詳しくみる
まとめ
レーザートーニングは弱く設定をしたレーザーを表皮に照射し、かさぶたを作ることなくメラニンを少しずつ分解・排出していく治療方法です。
肌に余計な刺激を与えず、肝斑をはじめとするしみやそばかすの改善をするこの治療は、美肌を叶える大きな役割を果たしてくれるといえます。
しかしながら、肝斑はシミと見分けがつかないケースや、頬に肝斑とシミの両方が混在することも多いため、しっかりとした診断と治療、混在している場合は適した治療の順番で治療を行うことが重要です。
当院の医師は15年以上しみ・肝斑治療に携わり、美容皮膚科の専門的な知識と高い技術力が魅力です。
無料カウンセリングも行っておりますので、レーザートーニングにご興味がある方は是非クリニックにご相談ください。
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