ダーマペンはやめた方がいい？やり過ぎは良くない？施術前に確認しておきたいポイントを解説！

雑誌の美容特集やSNSで取り上げられている話題の治療ダーマペン。
毛穴の改善や美肌目的、ニキビ跡や傷跡の改善など1つの治療で多くの効果が望めると注目されています。
一方で施術を受けて後悔した、やらなければ良かったという声があるのも事実です。

今回は、ダーマペンとはどのような施術で、効果や特徴、気になる後悔の内容など詳しく解説します。
ダーマペンに興味があるけれど良くわからない、施術を受けたいが針を刺す治療と聞いて不安という方はぜひ参考にして下さい。

ダーマペンとは？

まずはダーマペンとはどのような治療なのかをご紹介します。
ダーマペンは名前の通りペンの形をしている針のついた医療器具です。
ダーマペンの先には16本の細い針が剣山のようについており、この針が振動することによってお肌に無数の小さな穴を開け、その穴が治癒していく自己再生治癒力を利用して、お肌の生まれ変わりを促す治療法です。
詳しくその内容を見ていきましょう。

現在ダーマペンの最新機種は『ダーマペン4』です。
この機械はアメリカのFDA（米食品医薬品局、日本でいう厚生労働省）で認可されている高い安全性が認められた医療機器です。
髪の毛よりも細い極細針が16本ついており、これが1秒間に120回と高速振動することで表皮～真皮層に小さな穴を一定の深さで均一に開けていきます。
針が16本ついているので、1秒間に開く穴の数は1,920個という計算になります。
針が刺さる深さの度合いは0.2～2.5mmと調節ができ、振動の速度も5段階の調節ができます。
施術の際に成長因子（MPF）などの薬剤を塗布しながら施術を行うので、有効成分が開いた穴から入っていき、お肌の奥へ浸透させることができます。
こうしてダーマペンによってできた穴が治る過程で、コラーゲンやエラスチンが再生・増殖し、美肌、毛穴、ニキビ跡、傷跡、小じわ、たるみ、妊娠線、薄毛などの改善に効果を発揮します。

ダーマペンの効果

治療間隔・回数について

治療間隔・回数については、1回でも効果を実感できる場合もありますが、約２～4週おきに５～8回の施術が基本的な目安となります。
（治療回数、効果の実感には個人差があります。）

ダーマペンは痛い？

ダーマペンの痛みを心配されて処置になかなか踏み切れない人も多いと思います。
ダーマペンを受ける際には事前に施術部分に麻酔クリームを使用してしっかり麻酔が効いてからの施術となりますので、処置中の痛みは少しチクチクとする程度で我慢できる範囲の痛さであるといえます。
場合によっては笑気ガス麻酔で対応することもありますが、麻酔クリームで行われることが一般的です。

痛さに関しては針の深さ(同じ深さの設定でも治療箇所の凹凸によって接地面の針の刺さる深さが変わってきます)やスピードの設定で多少の違いはありますが、もし不安な気持ちや痛みに心配であれば事前に施術担当の看護師に伝えておくと良いでしょう。
施術中に痛みが辛い際には針の深さや機械のスピードを調節してもらうようにすれば痛みのコントロールは多少可能であるといえます。

ダーマペンで後悔してしまったのはなぜ？後悔した内容

痛みに関して

ダーマペンで後悔した理由の上位に入る理由が痛みです。
ダーマペンの針の深さは0.25ｍｍ～2.5ｍｍまで調節できるのですが、お肌の深い部分に針が刺さると、その分痛みにつながりやすいといえます。
治療箇所の凹凸によって、針が深く刺さりやすい箇所、鼻の先端や小鼻、フェイスラインなどは麻酔をしていても痛みを感じる可能性があります。
痛みの感じ方は人によってさまざまなのですが、もともと痛みに弱かったり、麻酔をしているのに痛みを感じたり、予想していた以上の痛みを感じた場合は後悔してしまうかもしれません。

効果を感じられなかった

こちらもダーマペンで後悔した理由の上位に入る理由です。
ダーマペンの効果を期待してお問合せしてくださったり、クリニックに来院されたりする方の中には、１回の治療で高い効果を得られると考えている方も多くいらっしゃいます。
そのため、毛穴の改善やニキビ跡のクレーターの改善には複数回の施術が必要とお話しすると、期待が大きければ大きいほどガッカリ感につながってしまいます。

残念ながら毛穴や傷跡など、ダーマペンの治療は１回ではっきりとした効果を実感しづらいものが多いため、複数回の治療が必要という前提でいた方が良いです。
例で上げると、クレーター状に深く凹んでしまったニキビ跡の場合、真皮層の組織が破壊されているため、ダーマペン1回の治療で劇的な変化を実感することはほとんどできないでしょう。

このような凹みの大きなニキビ跡の場合では、状態にもよりますが約10回程度の治療が必要であることを事前に知っておく必要があります。
また、患者様によっても一人一人治療のゴールが違うため、それぞれの治療に対する満足度や評価の違いもあるといえます。
もちろん、ニキビ跡の程度によっては10回に満たない回数で改善を目指せる場合もありますので、先ずはカウンセリングで確認してみると良いでしょう。

治療後に赤みや痒み、内出血が出た

ダーマペンはお肌にわざと傷を付ける治療であるため、治療後数日は赤みが、治ってゆく過程で痒みが出ることがあります。
針がお肌に刺さるので、場合によっては内出血が数日～数週間続くこともあります。
自然に治癒していくものなので、いつものスキンケアをしっかりとして頂ければ問題ないのですが、ダウンタイムとして事前に聞かされていないと後悔してしまう可能性があります。

治療後にニキビが増えた

次に耳にする後悔の話が、「ニキビができてしまった」「悪化してしまった」「シミができた」という話なのですが、これにも理由があります。
そもそも、ダーマペンの副作用の1つに一次的なニキビの悪化があります。

ニキビはお肌への刺激が原因で一時的に増えてしまうことがあります。
特にダーマペンはお肌にわざと傷をつけているので、そこに何らかの理由で雑菌が入りニキビができてしまう可能性があるのです。
そのため、治療した後のお肌は清潔にしておく必要があります。

また、治りかけのニキビがお肌にある状態でダーマペンの治療を受けた場合、このパターンもニキビが増えてしまう可能性があります。
ニキビができてしまっている状態のお肌にダーマペン治療をしてしまうと、ニキビの原因菌を広げてしまうからです。
基本的には完治していないニキビがある状態でダーマペンを用いた治療はしない方が良いのですが、こういった知識が不足しているクリニックで治療を受けると、治療後にニキビが増えてしまうことがあるので要注意です。

施術部位にシミができた。

治療後にシミができてしまった場合ですが、ダーマペン直後のお肌はとてもデリケートです。
一時的にバリア機能も低下しており、通常よりも紫外線の影響を受けやすい状態になっているので、しっかりとした紫外線対策をせずに日焼けしてしまうとその部分にシミが出来てしまいます。
施術後は特に気をつけて日焼けをしないように過ごすようにし、外に出かける際には必ず日焼け止めを塗る事を徹底しましょう。

施術部位が色素沈着になった。

治療内容によっても異なりますが、施術後に痛みや赤みなどが出て、数日程度続く場合があり、まれに色素沈着を引き起こす可能性があります。
通常、時間の経過によって徐々に薄くなくなっていくので色素が永続的に残ることはありません。

また、ダウンタイム中の赤み、腫れ、色素沈着などは針の深さ、スピード、回数、部位、肌質によって個人差がありますので、治療の経過などで気になることがあったら医師に相談すると良いでしょう。
深いクレーターや毛穴の開き改善を目的とした治療の場合は、クレーターに合わせた針の深さと5回以上の治療回数が必要になってくるため、針の深さが深いため、改善効果は高いですが色素沈着のリスクも高まります。
ただし色素沈着は時間とともに薄くなりますので、高い効果を求めればその分の副作用も伴うことを理解して施術を受けると良いでしょう。

治療後の注意点としては気にして治療部分を触ったり、強く擦ったりすると色素沈着の原因になったりしますので、洗顔時などはなるべくこすらないよう優しく洗うように気をつけましょう。
もし一時的な色素沈着になった場合でも通常、数か月で改善します。
色素沈着予防には当院オリジナルのビタミンC配合の「obcモイスチャーエッセンス」や抗炎症成分とヒト幹細胞培養液配合の「obcモイスチャーゲル」、「ハイドロキノン」での継続的なお手入れをおすすめします。

施術直後に大事な予定がある人

ダーマペンを施術して2日～7日くらいは、赤みや腫れが生じるケースがほとんどです。
それは針で穴を開けたダメージで、肌が内出血を起こすからです。
時間の経過とともに腫れや赤みが引いていき、傷が治る過程で徐々に肌が再生されて綺麗になります。
初めてダーマペンを受ける場合、施術後1週間は大事な予定の日を入れないようにしましょう。
2回目以降は前回の回復の過程を参考にして予定を組んで施術を受けるのが理想的です。

すぐに大きな変化を求める人

ダーマペンは施術してすぐは傷が治っていないため、美容効果がハッキリわかりません。
また、ダーマペンは複数回の施術を受けてからでないと、毛穴やニキビ跡の改善や変化は分かりにくいと言われています。
ダーマペンの効果を実感したい、大きな変化が欲しい方は、長期的なスケジュールを想定し痛みて5～10回は施術を受けた方がいいでしょう。

セルフでやろうとしている人

最近の通販などでは自分で施術ができるダーマペンに似せた機器が販売されています。
しかし、ダーマペンのように針で肌を傷つける美容法は、専門的な知識や技術がないと危険です。
不必要な箇所に傷が付いてしまったり、深すぎる深さで傷がついてしまったりと効果がないどころか余計な肌トラブルを生んでしまう可能性があります。
ダーマペンは清潔な環境下でフォロー体制の充実した医療機関で、信頼できる医療資格保持者にお願いすることをお勧めします。

施術後に下記内容を行いたい人

ダーマペンを施術した直後は肌が傷ついているためアフターケアが大事です。
開けた穴以上に刺激を加えないよう、肌を休ませる時間が必要です。
施術当日は施術箇所に触れないようにします。シャワーは可能ですが顔に水分が当たるのを避けましょう。
ダウンタイム中は基本的には汗をかかないよう代謝の上がる行為は控えて、紫外線対策もしっかり行う必要があります。

下記の状態、体質に当てはまる人

この治療は、下記の方はお受け頂くことが出来ません。

ダーマペンは、患者様の肌状態や体質によっては施術をお断りする場合があります。
以上に当てはまる方はダーマペンを受ける事で肌トラブルの悪化や健康被害を受ける恐れがあるからです。

ダーマペンで失敗しないためのポイント

知識が豊富な医師なら、現在の状態でダーマペンを受けられるかどうかを正確に判断し、ダーマペンの治療を開始できるタイミングについて提案してくれるはずです。
まずは知識や経験が豊富な美容皮膚科や医師を見つけてカウンセリングを受けることが大切でしょう。
また、施術に関して不安があれば、施術を実際に行う看護師に直接相談するのも良いでしょう。
ダウンタイムの過ごし方や痛みの程度、患者さまに合った治療回数などアドバイスをしてくれるでしょう。

表参道美容皮膚科でのダーマペン4使用薬剤

USA製メソセラピー薬剤ブランド『BENEV（ベネブ）』の最高ライン



◆MPF （Rejuvenation Complex）
『BENEV（ベネブ）』のMPF （Rejuvenation Complex）は、FGF（線維芽細胞成長因子）、EGF（上皮細胞成長因子）など8種類の成長因子をはじめ、ヒアルロン酸などの保湿成分、20種類のアミノ酸、2種類の機能性ペプチド、11種類のビタミン等が贅沢にブレンドされており、皮膚の新陳代謝を促進、細胞の活性化、組織の修復を促します。

MPFは毛穴の開き・ニキビ跡に最も有効な薬剤の一つです。
MPFに含まれる成長因子の働きで、細胞の成長・増殖・組織修復により肌の再生能力が促進することで、ハリ、ツヤ、保湿、小ジワ・色素沈着・毛穴・ニキビ跡を改善します。

ダーマペン施術後の経過

治療直後は肌の赤みや熱感、内出血、皮剥けなどが生じる可能性がありますが、数日でなくなります。
治療後、約６時間は洗顔、基礎化粧品、日焼け止めはお控え下さい。
メイクは翌日から可能です。

また、当日はシャワー浴をお願いしています。
翌日以降、針でできた傷部分がカサブタになり徐々にカサブタが剥がれていきます。
おおよそ1週間くらいの期間ですが、施術部位や深さにより治癒の期間には差が生じます。
この時、肌の乾燥に気をつけ保湿ケアをしっかりしていただくことをお勧めします。
炎症の度合いによっては色素沈着も起こりますので美白ケアも併せて行うとより良いでしょう。

表参道美容皮膚科・原宿院のダーマペン4の料金