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三宅Dr.ブログ

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  • HIFU治療の危険性に関して

  • 2023年04月03日

こんにちは~、ドクターマキです^^


HIFU(ハイフ:High Intensity Focused Ultrasound:高密度焦点式超音波)治療による

神経障害などの副作用が最近ニュースになっていたので

HIFUについてお話ししたいと思います。


そもそもHIFUはどういう治療かというと

超音波を利用した切らないたるみ取り治療器です。


超音波はお腹の赤ちゃんを見る時や

心臓や肝臓などの内臓の検査に使う

痛みや傷などの侵襲のない安全な検査機器です。


HIFU治療はその超音波を虫眼鏡の様に治療したい深さに1点に集中させることにより

表面の皮膚を火傷させずに熱で引き締める仕組みです。


通常は4.5mm、3.0mm、1.5mm(ハイフシャワーは2.0mmを使う場合もあります。)

の深さに深い順に治療していきます。


HIFUの引き上げ効果、たるみ治療効果は4.5mmが最も高いと言われています。

4.5mmの深さにはたるみの原因となっているSMAS筋膜(筋肉と脂肪層の間)があります。

SMAS筋膜は通常のレーザーやサーマクールなどのRF(高周波)治療では届かない深い層です。


そのSMAS筋膜に傷をつけると

加齢により伸びてしまったSMAS筋膜が数か月かけて修復され短くなるため

数か月かけてリフトアップします。


3.0mm、1.5mmは真皮層をターゲットにしており、

真皮のコラーゲンやエラスチンなどを再構築することにより

真皮のたるみを改善します。


たるみ治療器であるサーマクールは2-3mmの真皮層の深さに面で熱を加えるので

点で熱が加えるHIFUと比べて真皮層のたるみ改善効果はサーマクールの方が高いです。


SMAS筋膜を治療すると皮膚の引き上げ効果が高く、

真皮治療は皮膚の引き締め効果が高いので

HIFUは皮膚の引き上げにむいていて、

サーマクールは皮膚の引き締めにむいているといわれます。


続いてHIFUの副作用について、

4.5mmと3.0mmは特に皮膚の深いところに集中した熱が加わるので

その熱が神経にあたってしまうと神経麻痺がおこる可能性があります。


特に目周り、口周り、額には重要な神経が走行しているため

深さによって照射が禁止されている部位があります。


顔の解剖学を熟知しどの深さ、どの位置に何の神経が走行しているか、

どの神経にあたるとどういう副作用が起こるかなどを理解していないと

安全なHIFUの照射を行うことはできません。


そのため、HIFUの3.0mm、4.5mmの安全な照射には

解剖学を熟知した医師による照射が必須です。

今回問題となった、HIFUの神経障害などの副作用のほとんどは

無資格者が治療するエステで起きています。

治療する本人が治療を行うセルフHIFUまで行っていたそうなので驚きです。

まさに起こるべくして起きた事故だと思います。


一番最初に発売されたHIFU治療器はウルセラという治療器ですが

私も院長の相澤もこの治療器が日本で初導入されたクリニックで

導入当初から勤務していたので

日本では最も長くHIFU治療を行っている医師の一人です。


表参道美容皮膚科ではウルセラではなく

別のメーカーから発売された

後発機のHIFUであるウルトラセルQプラスによる治療を行っています。
(もちろん医療機関でのみ使える治療器です。)


どうして使い慣れたウルセラでなく、ウルトラセルQプラスを導入したかというと

ウルトラセルQプラスは効果はウルセラと同じで、痛みはウルセラと比べて格段に楽だからです!


私自身も自分にも何度もウルセラを受けたことがありますが

あまりの痛みに数日前から今日はやるぞときめないと

自分にウルセラ治療を行えなかったほどです。

ウルトラセルQプラスはかなり痛みが楽なので気軽な気持ちで受けることができます。


患者様もウルセラは痛すぎて二度と受けたくないという声も

幾度となく聞きました。

そんなに痛みが違うと効果が低いのではないかと思われるかもしれませんが

効果は変わりません。



なぜかというと、ウルセラはHIFUの出すエネルギーが強く

温度がウルトラセルQプラスと比べて数度高くなります。



HIFU治療は必要な深さの皮膚のたんぱく質変性を起こさせ(火傷させ)

人間の自然治癒力により修復させることで効果を発揮します。


たんぱく質変性はウルトラセルQプラスの出すエネルギーで

十分におきるため、エネルギーの高いウルセラでも効果は全く変わらないのに

痛みは強いということになります


そのため、現在日本の医療機関のHIFUのシェアは効果が高く、

痛みの少ないウルトラセルQプラスが70%以上となっています。

消耗品代もウルセラに比べると安価なため

治療費もウルセラよりも安く受けることができます。

そのため、HIFU治療はウルトラセルQプラスがおすすめです!


私自身もウルトラセルQプラスを知ってしまった今は

ウルセラ治療はもう2度と受けたくありません笑


よくHIFUの治療費の違いは何かと患者様に聞かれるのですが

機種による違いと施術者が医師かどうかの2点が大きいと思います。


ウルセラを行っているクリニックや

ドクターが治療をおこなっているクリニックは治療費が高くなります。

先ほども書きましたがHIFU治療は解剖学を熟知し、

かつHIFU治療に慣れた医師が行うことが最も安全かつ効果的です!

当院ではHIFU治療は医師のみが行っていますので

ご安心してお受けいただけます。

(1.5mmか2.0mmの深さのみを治療するHIFUシャワーは熟練看護師が施術します。)


長くなりましたが、HIFUにご興味あるかたはお気軽にご相談下さい!

当院のHIFUについてさらに詳しく知りたい方は

こちらをご覧ください。



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