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  • 2025年03月15日

シミ取りレーザー後のかさぶたは何日でとれる?レーザー後の経過を解説

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

いつの間にかできているシミ。
いざシミ取りの治療を受けてみようと考えても、特に初めての場合はどのような治療がどのような価格で、どのような経過をたどっていくのか、わからないことが多くあると思います。

なかでも、表参道美容皮膚科にカウンセリングでおいでになられた患者様からは治療後の経過について、多くご質問をいただきます。
「治療後はどのような状態になるのか」「かさぶたができるのは心配」「できたかさぶたはいつとれるのか」「いつまで家で過ごせばいい?」「大事な予定までに治る?」などなど、その内容も様々です。
治療を受けてからも、経過が正しいものなのかが心配になりお問い合わせをいただくこともあります。

かさぶたができる期間を含め、治療後の経過を事前に知っておけば、スケジュールを立てやすくなり、心の準備もしやすくなります。
今回は、そんなシミ取りレーザー治療後の経過を詳しく解説します。

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そもそもなぜかさぶたになるの?シミ取りレーザーの仕組み


そもそもなぜかさぶたになるの?シミ取りレーザーの仕組み
シミとは肌の表面にメラニンが色素沈着して排出されずに残った状態のことで、通常メラニンはターンオーバー(新陳代謝)を繰り返すことで角質層へ押し上げられ、肌から排出されますが、様々な原因でターンオーバーの周期が乱れたり、過剰に作られたりするとメラニンが正常に排出ができなくなり、色素沈着を起こしてシミとなります。
そのように1度出来たシミを取るのにおすすめなのが「Qスイッチヤグ(YAG)レーザー」によるシミ取り治療です。
Qスイッチヤグレーザーは高エネルギーのレーザー光を照射することで、ターゲットとなる色素を選択的に破壊します。

この、レーザーが黒いものに反応する仕組みにより、シミにレーザーが当たった際にお肌では色素の破壊と瞬間的に高熱が発生し、色素が微細な粒子に分解されます。
この時、周囲の細胞や組織にも一部熱ダメージが及びます。
レーザーによる熱作用で皮膚表面の細胞が損傷を受けると、身体はこれを「傷」と認識して修復しようとします。
この過程で炎症が起こり、表皮の損傷部分に新しい細胞が生成されるまでの間、一時的にかさぶたが形成されます。



シミ取りレーザー後のかさぶたは何日でとれる?


Qスイッチヤグレーザー
しみ(老人性しみ、そばかす)に対しての、Qスイッチヤグレーザーの治療経過を説明していきます。
Qスイッチヤグレーザーは、レーザー光線によってシミの原因となるメラニン色素を破壊し、シミを消します。
シミ取りレーザーで使用する光の波長はシミができている異常細胞のみを破壊するので、正常な細胞を傷つけることはありません。

また、シミにはいくつか種類があり、照射回数なども異なります。
まずは、自分のシミの種類を知り、適切な方法で対処していくことが大事です。しかし、シミの種類を特定するには専門的な判断が必要なため、自己判断ではなく医師に診断してもらい、特定していきましょう。

【照射直後】白くなる反応が見られる


レーザーを照射した瞬間に起こる反応を示しています。
この反応は直後のみ見られます。
まれに内出血を起こすものもあります。

【治療後1~2日間】赤みが生じかさぶたができる


照射直後はシミが反応し、シミのあった部位の色が濃く浮き上がってきます。
その後さらに時間の経過とともにより濃く浮き上がり 、徐々にかさぶたを形成していきます。
かさぶたと言ってもケガをした際の出血を伴う場合のかさぶたとは違い、薄く皮が形成される程度です。
自然な回復過程の一部であり、新しい皮膚が再生される際の保護膜の役割を果たします。
しみのタイプにより若干反応は異なりますが、この段階でレーザー照射による反応をしっかり観察・確認することが重要です。治療後1~2日は赤みもあり少し腫れることもあります。


【10日経過】かさぶたが自然にはがれる


その後、1週間〜10日程度で薄いカサブタが自然と剥がれ落ちます。
カサブタの下に新しい皮膚が完成しており、赤みがかった薄いピンク色をしていることが多いです。※個人差あり
これは徐々に改善していきますが、適切なケアが必要です。

【1ヶ月経過】炎症がおさまる・炎症後色素沈着がでる


レーザー治療後は、一旦シミは無くなったように見えますが、再びシミの色が戻ってくる時期があります。(戻りシミ)
これは、レーザー照射によって一時的に強い炎症が起こり、色素細胞が活性化され、色素沈着を起こすからです。発生機序は完全に明らかにされていませんが、炎症によって生じるシグナルが色素細胞を活性化させることが原因だと考えられています。色素細胞が活性化し、メラニン色素が活発に産生されると、お肌が本来備えている色素の代謝機能の能力を超えてしまい、表皮にメラニン色素が溜まった状態になるため、シミが発生したように見えます。
原因である炎症が治まれば、メラニン色素の産生も正常化していきお肌の代謝機能により色素沈着は徐々に薄くなっていきます。色素沈着の期間は一般的に半年~10ヶ月程度とされています。
ですから、炎症後色素沈着が出現している期間は日焼けをしないようにUVクリームで紫外線を防ぎ色素沈着が肌に定着しないように過ごすことが大切です。
また、トラネキサム酸などを内服して色素沈着を予防したり、ハイドロキノンやレチノールでシミのケアするのも効果的です。


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美容成分を16種類配合し、みずみずしいハリ・輝きのある肌へと導きます。



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加齢とともに長くなってしまったターンオーバーを促進し、くすみ・しみなどを予防します。



【半年経過】炎症後色素沈着がおさまる


通常は半年以内、長くても1年以内には自然消失するのが一般的な認識ですが、肝斑がある場合や、受けたダメージの状況、アフターケアの仕方によっては長く残存してしまうこともあります。
そうならないために、必要に応じて適切なアフターケアをしていくことが重要になります。

かさぶたができないこともある!失敗と勘違いしやすい症状


シミ取りレーザーを受けた後に質問として多いものを紹介していきます。

かさぶたができない


一番多く聞かれる質問ですがレーザー照射直後のシミは時間の経過とともにより濃く浮き上がり 、徐々にかさぶたを形成していきます。
ただしかさぶたと言ってもケガをした際の出血を伴う場合のかさぶたとは違い、薄く皮が形成される程度です。
ですから見た目としてはシミがあった部位が元のシミの色よりも濃くなった程度の変化と言えます。
この薄いかさぶたは1週間~10日程度で自然に剥がれ落ちますので、その期間はシミの部位を強くこすったりメイクをしないようにして気を付けて過ごしましょう。

シミが濃くなったように見える


次に多い質問ですが、レーザー照射した部位が治療前よりも濃くなった。というものです。
濃くなる原因としては、照射直後~10日の期間であればシミがレーザーに反応していることを示します。
この場合は特に問題ないので炎症止めを塗ってかさぶたが自然にはがれるまでお待ちください。

レーザー照射後、2か月~10ヵ月の期間であればレーザー照射による炎症後色素沈着が出現している時期ですので10ヵ月はUV対策を徹底しながら様子を見ていただきます。
その後もシミが消えずに残っているようであれば、シミがまだ肌表面に残っている状態なので再度照射が必要です。
またはADMやホクロの可能性もあるので1度診察を受けることをおすすめします。

施術後のアフターケアのポイント


施術後のアフターケアのポイント

かさぶたを無理にはがさない


レーザー照射後にシミが反応してその部分に薄い膜のようなカサブタが形成されます。
照射直後は白くなっていることが多いですが、時間の経過とともに黒くなっていきます。
カサブタには傷の表面をカバーする役割があり、外から細菌が入るのを防ぐ働きもあります。
かさぶたは7~10日で自然に剥がれ落ちますので傷跡をきれいに治すためにも、かさぶたは剥がさないようにしましょう。

紫外線対策を行う


レーザー治療後の皮膚は一時的にバリア機能が下がり日差しの影響をうけやすい状態です。
レーザー照射後は日差しに気をつけてUV対策を徹底し、色素沈着の悪化を予防し

炎症後色素沈着は塗り薬や飲み薬でケアする


レーザーによるダメージを保護するために皮膚がメラニン色素を出している状態です。
色素沈着にはレーザーの照射は不向きです。
当院では美白剤やスキンケアのご案内、内服の処方を行っているのでこれらでケアしていただくのがおすすめです。

シミ取りレーザーでよくあるご質問


かさぶたが早くとれてしまいました。大丈夫でしょうか?


患者様の代謝のスピードが早かったり、スキンケアによって代謝が促されると早めにかさぶたがはがれる可能性があります。
無理にはがれてしまった場合は出血や赤みなどのトラブルが発生することがあります。
デュオアクティブやキズパワーパッドのような、しばらく貼りっぱなしにするテープで保護していただき、紫外線などの刺激が加わらないようご注意ください。

かさぶたが中々はがれません。どうすればいいですか?


無理にはがしてしまうと傷跡になってしまう可能性がございます。
炎症止めの塗布や保湿をして自然にはがれるのを待ちましょう。

施術前よりもシミが濃く見えますが、失敗でしょうか?


元のシミよりも、お色味が濃く変化しているのはレーザーが反応しているためです。
このまま医師の指示のもとケアを続け、経過を見守っていただければと思います。

かさぶたになっていますが洗顔やスキンケアをしても問題ありませんか?


問題ございません。かさぶたが無理にはがれてしまわないようご注意ください。
しっかりと保湿していただくことをおすすめいたします。

まとめ


シミ治療の大切なポイントは、まず正確な診断です。
シミの原因、シミの深さによっても治療方針は異なります。
区別のつきにくいシミやアザなどを見分ける正しい診断ができることが重要になってきます。
シミを確実に綺麗に取るためには豊富な知識と経験がなければ難しいものです。

当院は15年以上にわたるしみのレーザー治療経験があり、症例は7万件以上です。
熟練したドクターが診察、治療を行なっています。経過に関しても治療前にご説明いたしますので安心して治療を受けることができます。
また、アフターケアにもしっかりと対応いたします。
治療後の経過で心配な点が出てきた場合は、いつでもご相談ください。
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