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  • サーマクールとハイフ(HIFU)の違いは?効果や施術回数などを徹底比較!

  • 2025年03月16日

サーマクールとハイフ(HIFU)の違いは?効果や施術回数などを徹底比較

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

年齢を重ねると気になってくる顔のたるみ。ダウンタイムが不要な切らないたるみ治療として、有名なのがサーマクールとHIFU(ハイフ)です。この2つは混合しやすく「どちらの治療を選べば良いのか分からない…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
この記事ではサーマクールとハイフの違いについて詳しく解説していきます。

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サーマクールとハイフ(HIFU)の違い


サーマクールとハイフ(HIFU)は熱エネルギーを利用した照射治療です。
糸リフトやヒアルロン酸の注入など針を使った治療が苦手な方はもちろん、ダウンタイムもほとんどないため、自然な若返り治療をしたい方に人気の治療となっています。
この2つは照射する熱エネルギーが異なっており、サーマクールは高周波(ラジオ波)と呼ばれる熱エネルギーであるのに対し、ハイフは超音波の熱エネルギーを利用しています。
後述しますが、皮膚のどこの層をターゲットとして熱を加えるかも大きな違いとなり、サーマクールは顔全体の引き締め、ハイフは土台からの引き上げと効果もやや異なります。

サーマクールは高周波(ラジオ波)を使った照射


サーマクールはラジオ波(RF)と呼ばれる高周波を使って、皮膚表面にダメージを与えることなく、真皮や皮下組織に熱を加えることでコラーゲンを生成し、皮下組織を引き締める治療器です。
お肉やお魚に熱を加えるのと同じ原理で、熱エネルギーによって真皮層のコラーゲンがタンパク変性し、収縮することで肌の引き締め効果が上がります。
治療直後から肌のハリを感じるようになり、熱によって収縮したコラーゲンが修復される過程で大量のコラーゲンが生成されることにより、2〜3ヵ月かけて徐々に引き締まりの効果を実感できます。



ハイフ(HIFU)は超音波を使った照射


ハイフ(HIFU)は高密度焦点式超音波による熱エネルギーを利用し、肌内部の狙った層に集中的に熱を届けるたるみ治療器です。
治療したい深さに超音波を虫眼鏡のように1点集中させることで、表面の皮膚を傷つけずに熱で引き締める仕組みです。
お肌は表皮、真皮、皮下組織、SMAS筋膜の順で肌を支えています。
お顔の肌を支えている一番の土台であるSMAS筋膜にアプローチすることにより、根本的なたるみ治療ができます。
効果としては引き締めよりも強力な引き上げ作用があり、従来では外科手術でしかアプローチできなかったSMAS筋膜まで照射が届くため、高いリフトアップ効果が期待できます。



サーマクールとハイフ(HIFU)を比較


サーマクールハイフ(HIFU)
特徴・施術内容高周波(ラジオ波)高密度焦点式超音波
ターゲット層真皮〜脂肪層上層真皮〜SMAS筋膜層まで
改善できる効果引き締め引き上げ
深さ約2.5mm〜3mm約1.5mm〜4.5mm
痛み部位によって鈍痛あり部位によって鈍痛あり
治療時間約20分(全顔)約15分(全顔)
ダウンタイム軽微な赤みやほてり軽微な赤みやほてり
効果の持続期間約半年~1年間約半年~1年間

改善できる効果の違い


カウンセリングでは「どちらの治療がおすすめですか?」「どちらがより効果がありますか?」といったご質問をよく受けます。一概にどちらがいいと答えることは難しく、どこのたるみを改善したいか、骨格や脂肪の付き方、たるみのタイプでも異なってきます。
たるみを土台からしっかり引き上げたい時はハイフ、肌全体を引き締めてハリ艶を手に入れたい時はサーマクールというように使い分けるのも良いでしょう。

また、ハイフは照射範囲が限られているのに対し、サーマクールはほぼ全身(顔、太もも、二の腕、腹部、お尻など)に照射することが可能です。
全身の引き締め、妊娠線の改善、加齢による毛穴の開き、ニキビ・ニキビ跡の治療にも使用されます。目回りのシワ・たるみが気になる方には目元専用のサーマクールアイでの施術も可能です。

全体的に肉感やボリュームがあり、たるんでしまっている方、二重あごや口横のもたつきが気になる方はサーマクールがおすすめです。
ハイフは引き上げ(リフトアップ)を希望する方におすすめです。
顔の脂肪は比較的少ないものの、皮膚のたるみや加齢などにより肌の土台が弱くなっている方、フェイスラインの引き上げをしたい方、目の開きなどが気になる方におすすめの治療となります。

サーマクールがおすすめな方
・頬のたるみが気になる方
・ほうれい線が目立ってきた方
・二重顎を改善したい方
・長期的な効果を得たい方
・顔全体の引き締め、小顔になりたい方
・全身の引き締め、妊娠線の改善したい方
・加齢による毛穴の開き、ニキビ・ニキビ跡を改善したい方
ハイフ(HIFU)がおすすめな方
・たるみ、小じわが気になる方
・肌のハリがない方
・二重顎を改善したい方
・あまり痛い治療はしたくない方
・顔の脂肪が比較的少ない方
・ハイフ治療後の効果を持続させたい方

効果を感じる施術回数や施術間隔を比較


サーマクールは、効果の持続期間が半年〜1年間のため、半年に1回のペースで行うのが理想的です。
治療直後から肌のハリを感じるようになり、2〜3ヶ月かけてコラーゲンが大量に生成されることにより、頬のたるみ・シワ・二重アゴの改善、小顔などの効果が期待できます。
美肌効果の実感には個人差がありますが、ハイフも半年〜1年間程度は効果が持続すると言われています。
サーマクールと同様に、施術を受けた2〜3ヶ月後が最も効果を実感しやすく、高いリフトアップ効果が期待できます。
どちらの治療も照射するターゲット層が異なるので、同日に施術することも可能ですし、交互に治療を受けるという方もいらっしゃいます。

サーマクールとハイフ(HIFU)はどちらが痛い?


サーマクールは肌表面から深部にかけて全体的に強いエネルギーを照射するため、ハイフより痛みを感じやすいと言われています。
しかし、最新のサーマクールでは、バイブレーター機能や冷却ガスによって痛みがかなり軽減されており、あまり心配は要りません。
ハイフはサーマクールに比べ施術の痛みがそれほど強くないとされていますが、機種や人によっては、皮膚の奥の方でチクチクした痛みを感じる場合があります。
痛みの感じ方には個人差があり、どちらの治療も骨周囲など脂肪が少ない部位などは痛みを感じやすいといわれています。
クリニックによっては、照射パワーを調整することも可能なので、痛みが苦手な方はカウンセリング時に相談してみましょう。

ダウンタイム・副作用・注意点を比較


サーマクール、ハイフともにダウンタイムはほとんどありません。
施術直後は赤みや火照りを感じる方もいますが、どちらの治療も日常生活に支障がでるような事はなく、メイクも当日から可能です。
ただし、どちらも熱エネルギーを照射する治療となっており、やけど・赤み・腫れ・色素沈着といったリスクはゼロではありません。
数日後には消失することがほとんどですが、時間が経っても赤みやヒリヒリ感がひかない場合はクリニックへ相談して、適切な処置をおこないましょう。

特にハイフは、皮膚の最も深い箇所まで照射をするため、重要な神経や太い血管などに触れてしまうと、しびれや神経麻痺になるリスクもあるので注意が必要です。
どの治療にも言えることですが、リスクを適切に把握して安全に治療が行える、たるみ治療経験の豊富な医師の施術が受けられるクリニックを選ぶようにしましょう。

料金はハイフ(HIFU)の方が安い


施術費用は照射する部位や治療範囲によって異なってきます。
機種やクリニックによっても設定している料金に違いがあり、エネルギーの強いサーマクールの方が料金が高くなる傾向にあります。
施術が看護師の場合には料金が安くなるクリニックもありますが、ハイフもサーマクールも施術者によって差が出やすい治療となります。
特に照射範囲が限られているハイフは、照射に技術が求められるため慎重に検討しましょう。

サーマクールとポテンツァ(ダイヤモンドチップ)の違い



他にもサーマクールと同じ高周波の熱エネルギーを利用した美容治療には、ポテンツァのダイヤモンドチップがあります。
どちらも高周波の熱エレルギーでコラーゲンの生成を促し、たるみや小じわの改善が期待できます。
サーマクールの方が照射エネルギーが強く、真皮層でのコラーゲン生成が約半年間も持続するため時続期間が長いことが特徴です。
忙しく何度も通えない方や、1回でしっかり治療効果を出したい方にはサーマクールがおすすめです。
ダイヤモンドチップはサーマクールに比べエネルギーが弱いため、痛みが苦手な方はダイヤモンドチップを選択することもあります。
サーマクールに比べて施術にかかる費用を抑えられるのも、利点の一つです。
ただし、ダイヤモンドチップの場合、しっかり効果を出すには複数回の治療が必要です。
1ヶ月に1度のペースで、3回ほど繰り返し、その後は3ヶ月に1回のペースで定期的にメンテナンスをすると良いでしょう。

▪︎関連コラム
ダイヤモンドチップとサーマクールはどっちが効く?

当院で扱っているたるみ治療器の紹介


表参道皮膚科では、高周波を利用した最新型の『サーマクールFLX』と超音波を利用したハイフの【ウルトラセルQプラス】の施術を受けることが可能です。

サーマクールFLX


サーマクールFLX
サーマクールFLXは、高周波(RF)の熱エネルギーを利用して、たるみやシワを改善する治療器です。
歴代のサーマクールと比較すると、照射チップの面積が大きくなったことで施術時間が短縮され、熱エネルギーも強力になっているのが特徴です。
一方で、冷却機能やバイブレーション機能もアップデートされており、従来の治療器よりも痛みが軽減されています。
ダウンタイムもほとんどなく、自然な若返りができるたるみ治療として根強い人気がある治療です。



ウルトラセラQプラス


ウルトラセルQプラス(HIFU-ハイフ)
ウルトラセルQプラスは高密度焦点式超音波(HIFU)の技術を利用した治療機器です。
3層にアプローチするカートリッジ(1.5mm、3mm、4.5mm)を使い分けることで深い層から浅い層まで全ての層に熱を入れることが可能になり、皮膚をSMAS(筋膜)から引き上げ、お肌の奥から強力にリフトアップします。
ウルセラなど従来のHIFUは痛みがとても強く、治療の継続ができない方も多かったのですが、ウルトラセルQプラスは従来の治療器と比べて大幅に治療時の痛みが軽減しており、痛みが心配な方でも受けやすくなりました。
治療効果もウルセラと同等の効果を発揮する事ができます。
治療後、かさぶたや腫れなどのダウンタイムもなく治療直後からメイクが可能です。



まとめ


今回はサーマクールとハイフの治療について2つの違いを解説していきました。
サーマクールとハイフは、肌の状態や骨格などを総合的に評価し、照射部位や出力を調整しながら照射することで、より高い効果を得ることができるため、クリニック選びはとても重要です。
現在、サーマクールやハイフの治療は医師ではなく看護師が施術を担当するクリニックが多数を占めています。
その場合、コストは抑えられるかも知れませんが、標準的な出力での治療になってしまうため、人によっては効果が乏しく満足感が得られないこともあります。特にハイフの治療に関しては神経障害のリスクもあり、解剖学を熟知している医師に施術を任せるのが安全かつ効果的です。

表参道美容皮膚科ではサーマクールの特徴やリスクを熟知した医師自らが照射を行います。
院長、副院長共に国内トップレベルのサーマクール治療経験年数があり、他院での治療に満足できなかった方や初めての治療の方でも安心して治療を受けていただけます。
患者様一人ひとりに合せた最適な治療法をご案内しておりますので、たるみ治療でお悩みの方は是非ご相談下さい。
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