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  • サーマクールはやりすぎると老ける?美容皮膚科医が詳しく解説!

  • 2025年06月21日

サーマクールはやりすぎると老ける?美容皮膚科医が詳しく解説

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

加齢による肌悩みの中でも多いのが、顔のたるみ。最近ではサーマクールやハイフなど肌の表面にダメージを与えずにリフトアップできる治療が人気です。
一方、ネット上では「サーマクールで老けてしまった・・」という体験談も報告されています。
実際にサーマクールの治療で、老けてしまうことは本当にあるのでしょうか?これからサーマクールの治療を検討している方は是非参考にして下さい。

サーマクールとは?


サーマクールFLX
サーマクールは肌に高周波(ラジオ波)を照射することで、皮膚表面にダメージを与えることなく、たるみの改善が期待できる美容治療です。
肉に熱を加えるのと同じ原理で、熱エネルギーによって真皮層のコラーゲンが収縮することで肌の引き締め効果が期待できます。治療直後から肌のハリを感じるようになり、熱によって収縮したコラーゲンが修復される過程で大量のコラーゲンが再構築されることにより、2〜3ヵ月かけて徐々に本来の引き締め効果を実感できます。
皮膚のたるみの程度により個人差はありますが、持続効果は半年〜1年ほどといわれ長期的に効果が持続するのが特徴です。



サーマクールをやりすぎると老けるというのは本当?


結論からいいますと、サーマクールを受けることで老化が進行するという科学的根拠はありません。
ただし、頻繁にやりすぎたり、もともと顔の脂肪が少ない人が行うと、頬がこけてしまい老けた印象につながる可能性があります。

サーマクールで老けると言われる理由


サーマクールは肌の引き締め効果が高く、頬やフェイスラインに脂肪が厚めについている方に適した治療法と言われています。また、サーマクールは照射する人の技術により差が出やすく、適切なデザインを行わなければ、頬がこけて老けた印象につながることもあります。
ここではサーマクールで老け見えしてしまう原因と失敗しないための対策について説明していきます。

出力パワーが高すぎた


サーマクールは、強力な熱エネルギーで真皮や脂肪層を収縮させることによって、高い引き締め効果が実感できます。
出力パワーが高すぎたり、パスを重ねすぎてしまうと熱が蓄積され、火傷のリスクや引き締めすぎになる可能性があります。
痛みや熱に鈍くなって過剰なパワーで照射してしまわないように、現在サーマクールでの麻酔の使用は推奨されておりません。真皮や脂肪の厚さ、肌の状態によって、最適な照射パワーやパス数は一人ひとり異なります。
照射パワーの調整は技術者に委ねられていることが多いため、正しい知識と高い技術力を持った施術者を選択するようにしましょう。

治療の施術間隔が短い


サーマクールの施術を受けたら、半年〜1年の間隔を空けることが一般的です。
短い間隔で施術を繰り返し受けてしまうと、前回の効果がピークになる前に、さらに引き締めてしまうことになります。
そのため、想像した以上に顔のボリュームが減りすぎて頬がこけてしまい、老けて見える原因になります。
前回からの治療の間隔が短くなりすぎないように、施術間隔は必ず守りながら治療を受けるようにしましょう。

施術者の技術不足


サーマクールは照射前のデザインが仕上がりを左右するといわれており、顔の構造を深く理解し、顔全体の仕上がりを立体的にデザインする技術が必要です。
施術後に「頬がこけた」「シワが出て老けて見える」など感じる場合には、本来であればボリュームを減らす必要のなかった部分に過度に照射した可能性が考えられます。
サーマクールで最大の効果を得るには、顔面の解剖や構造に詳しく、患者一人ひとりに合わせて施術後の仕上がりを立体的にデザインできる施術者を選ぶことも重要なポイントの一つです。

もともと顔の脂肪が少ない


もともと顔の脂肪が少ないタイプの人は、照射部位やショット数によっては脂肪が減りすぎて顔のボリュームが減ってしまうため、サーマクールの治療にはあまり向いていません。
すっきりとしたフェイスラインに憧れる患者様は多いですが、ある程度の膨らみを残していないと若々しさも失われてしまうことがあるので注意しましょう。


サーマクールのおすすめの頻度や回数


サーマクールのおすすめの頻度や回数
美肌効果の実感には個人差がありますが、サーマクールの持続期間は半年〜1年間のため、半年に1回のペースで行うのが理想的です。
治療直後から肌のハリを感じるようになり、2〜3ヶ月かけてコラーゲンが大量に生成されることにより、頬のたるみ・シワ・二重アゴの改善、小顔などの効果が期待できます。

サーマクールで失敗しない方法


サーマクールで失敗を避けるためにはいくつか気をつけることがあります。
施術後に後悔しないよう、あらかじめ確認していきましょう。

経験豊富な医師の施術を受ける


サーマクールは治療する人の技術によって効果に大きな差の出る治療です。
それぞれの患者様のたるみ状態、肌の質、治療中の熱の感じ方などに合わせて出力や照射する場所を細かく調整しながら工夫した照射を行うことでより高い効果を出すことができます。

現在、サーマクールの治療は医師ではなく看護師によって施術されてるクリニックが多数を占めています。
その場合ごく標準的な設定で治療するために、人によっては効果が乏しく満足が得られないこともあります。
満足度の高い治療を受けるには費用が安いか高いかだけではなく、悩みや希望を理解してもらえて、安心して任せられる医師にお願いしましょう。

施術後のケアをしっかり行う


サーマクールは表皮にダメージを与えないため、ダウンタイムがなく治療後すぐにメイクや洗顔が可能です。
しかし、施術後の肌は、普段と比べるとダメージを受けやすい状態でありアフターケアは非常に重要です。
紫外線や乾燥は肌の老化を招く原因の一つとなりますので、施術後は日焼け止めや保湿クリームなどでしっかりと肌を守ることが大切です。

サーマクールと他のたるみ治療器の違い


使用する機器はクリニックによって異なりますが、サーマクールと比較されやすい照射系のたるみ治療には「ハイフ」や「ポテンツァ(ダイヤモンドチップ)」などが挙げられます。
いずれも熱エネルギーや作用する層に違いがあり、自分の悩みにあった施術を選択するのが重要です。
ここではそれぞれの機器の特徴について簡単に説明していきます。

サーマクールとハイフの違い


ハイフ(HIFU)とは高密度焦点式超音波による熱エネルギーを利用し、肌内部の狙った層に集中的に熱を届けるたるみ治療器です。
顔の土台となるSMAS筋膜にエネルギー照射することで、タンパク質で作られたSMAS筋膜が熱で縮み新しいコラーゲンに置き換わることで、強力なリフトアップ効果が得られます。
肌表面に傷を残すことなくダウンタイムもほとんどないことから、手軽にリフトアップできると人気の治療になっています。たるみを土台からしっかり引き上げたい時にはハイフ、顔全体を引き締めてハリを手に入れたい時にはサーマクールと目的によって使い分けるのがおすすめです。

【関連コラム】
サーマクールとハイフ(HIFU)の違いは?効果や施術回数などを徹底比較!

サーマクールとポテンツァ(ダイヤモンドチップ)の違い


サーマクールと同じ高周波の熱エネルギーを利用した美容治療には、ポテンツァのダイヤモンドチップがあります。
どちらも高周波の熱エレルギーでコラーゲンの生成を促し、たるみや小じわの改善が期待できます。
サーマクールの方が照射エネルギーが強く、真皮層でのコラーゲン生成が約半年間も続くため持続期間が長いのが特徴です。忙しく何度も通えない方や、1回でしっかり治療効果を出したい方にはサーマクールがおすすめです。
ダイヤモンドチップはサーマクールに比べエネルギーがやや弱いため、痛みが苦手な方はダイヤモンドチップを選択することもあります。
サーマクールに比べて施術にかかる費用を抑えられるのも、利点の一つです。

ただし、ダイヤモンドチップの場合、しっかり効果を出すには複数回の治療が必要です。
1ヶ月に1度のペースで、3回ほど繰り返し、その後は3ヶ月に1回のペースで定期的にメンテナンスをすると良いでしょう。

【関連コラム】
ダイヤモンドチップとサーマクールはどっちが効く?

当院で扱っているサーマクールの紹介


表参道美容皮膚科では第4世代となる最新の「サーマクールFLX」を導入しています。
さらに、当院では「サーマクールFLX」「サーマクールアイ」「サーマクールボディ」と3種類のハンドピースを用意しており、治療部位に応じた選択が可能です。

サーマクールFLX


サーマクールFLXは、高周波(RF)の熱エネルギーを利用して、たるみやシワを改善する治療器です。
歴代のサーマクールと比較すると、照射チップの面積が大きくなったことで施術時間が短縮され、熱エネルギーも強力になっているのが特徴です。
一方で、冷却機能やバイブレーション機能もアップデートされており、従来の治療器よりも痛みが軽減されています。
ダウンタイムもほとんどなく、自然な若返りができるたるみ治療として根強い人気がある治療です。




まとめ


今回はサーマクールで顔が老けてみえる原因について解説していきました。
サーマクールはたるみに効果的な治療ではありますが、頻繁にやりすぎたり、もともと顔の脂肪が少ない人が行うと、頬がこけてしまい老けた印象につながる可能性があります。
「サーマクールで老けてしまった」と残念な気持ちにならないように、施術間隔は半年〜1年ほど空け、やりすぎないようにしましょう。

また、サーマクールは照射部位や出力を調整しながら照射することで、より高い効果を得ることができるため、施術者選びはとても重要です。
表参道美容皮膚科ではサーマクールの特徴やリスクを熟知した医師自らが照射を行います。
院長、副院長共に国内トップレベルのサーマクール治療経験年数があり、他院での治療に満足できなかった方や初めての治療の方でも安心して治療を受けていただけます。
初診無料カウンセリングも行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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