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  • シミ取りレーザーはどのくらい痛い?施術の内容や流れも解説!

  • 2023年09月26日

シミ取りレーザーはどのくらい痛い?施術の内容や流れも解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

ふと鏡を見たときに、頬にシミが増えていてショックを受けたなんてことはありませんか?
スキンケアだけでシミを改善することは難しく、治療効果を求めるのであれば美容皮膚科でのシミ取り治療をお勧めします。

しかしながら、レーザーによるシミ取り治療は痛みがゼロではありません。
「シミをレーザーで取りたいけど、痛みが不安・・」という方も多いのではないでしょうか?

特に初めてシミの治療を受ける場合には、施術中の痛さや辛さに耐えられるのか心配になりますよね。
そこで今回は、シミ取りレーザーがを受けたとき感じる痛みがどれくらいなのか、なぜ痛みを感じるのかをお伝えします。
なるべくお痛みを感じずに施術を受けられるように痛みを軽減させる方法も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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シミ取りレーザー治療の仕組みと効果


シミは種類や色の濃さによって、それぞれ治療方法が異なります。
シミの原因であるメラニン色素を破壊する治療には「光を照射する治療」と「レーザーを照射する治療」の大きく分けて2種類があります。ここではまずレーザー治療について詳しくご説明していきます。

代表的なシミ取りレーザーとしては「Qスイッチヤグレーザー」や「ピコレーザー」などがあり、当院ではメラニン色素に選択性の高い「Qスイッチヤグレーザー」を使用しています。
輪郭のはっきりしたシミに効果的とされ、シミであれば80%以上の確率で1回の治療で取りきれる優秀な機械です。

Qスイッチヤグレーザー
Qスイッチとは、瞬間的に高いパワーのレーザー光を発振するための装置で、レーザー光の照射時間が非常に短いです。
10億分の1秒という、極めて短時間でレーザーを発振するQスイッチヤグレーザーは、シミの原因であるメラニン色素だけをピンポイントに照射し、患部周辺の正常な皮膚へのダメージを最小限に抑えることができます。
レーザーの影響を受け破壊されたメラニンは、肌のターンオーバーにより皮膚表面に押し出され、自然に外へ排出されていきます。

Qスイッチヤグレーザーは高いパワーをシミに照射するため痛みを伴います。
治療時間は一瞬なので我慢できないほど強い痛みではありませんが、広範囲にシミがたくさんある方やお痛みが苦手な方へは麻酔クリームの使用を事前にご案内しています。



シミ取りレーザー治療は痛い?


シミ取りレーザー治療は痛い
痛みの感じ方は人それぞれ異なるため、シミ取りレーザーの治療の痛みも「それほど痛くなかった」と感じる人もいれば「とても痛かった」という方もいます。
そこでまず、シミ取りレーザーにはなぜ痛みが発生するのかご説明します。

レーザー照射による熱が原因


シミ取りレーザーはメラニン色素に反応して、レーザーを照射するという仕組みです。
シミ取りレーザーで痛みを感じるのは、そのレーザーが照射されているときに熱が発生することが原因とされています。
このときに非常に高い熱が発生するために、施術を受ける側は熱を「痛み」として感じます。

痛みを感じるのは一瞬!輪ゴムで弾かれたような痛み


シミ取りレーザーの痛みは「パチンとゴムで弾かれた痛み」といわれることが多いです。
痛みと同時に「やけど」のようなヒリヒリとした熱感や赤みが出る場合があります。
痛みや赤みが気になる場合は保冷剤などで肌を冷やすと、痛みや赤みがやわらぎます。

痛みの感じ方は人それぞれ異なるので、痛みの度合いは一概にはいえませんが、全く痛みがないということは基本的にはありません。痛みが苦手な方へは表面麻酔を使用することも可能なので心配な場合にはクリニックへ相談しましょう。

シミ取り治療の痛みを軽減する方法は?3つのポイント


ここではなるべく痛みを感じずに施術を受けられるように痛みを軽減させる方法を紹介していきます。

痛みを軽減させる方法
・表面麻酔をして施術を受けることも可能
・痛みを感じにくい治療機を選ぶ
・肌や身体のコンディションを整える

表面麻酔をして施術を受けることが可能


麻酔は、医療機関だからこそ使える「痛み」を軽減する方法です。
シミ取りレーザーで使われる表面麻酔には、麻酔クリームと麻酔テープの2種類があります。
基本的に麻酔は有料オプションとなる場合が多く、追加料金がかかります。
少し負担に感じてしまうかもしれませんが、麻酔を使えば痛みがかなり軽減されるため、痛みに弱い人は麻酔の使用をお願いした方が安心して治療を受けられます。

痛みを感じにくい治療機を選ぶ


なるべく痛みを感じにくいマシンを選ぶというのも、痛みを軽減するための方法の1つです。
特に初めてのシミの治療で痛みへの不安が強い人は、レーザー治療よりマイルドなパワーの「光治療」がおすすめです。
ダウンタイムが短いという特徴があり当日からメイクすることが可能です。
当クリニックでは『フォトシルクプラス』と『アキュチップ』の2種類の機器をご用意しています。

フォトシルクプラス


フォトシルクプラス
「フォトシルクプラス」は、UPLと呼ばれる波長の光を肌に照射することでメラニン色素を分解し、シミやそばかすを薄くする治療機です。ダウンタイムを伴うレーザー治療と異なり、肌にあまり負担をかけずに治療ができるので、治療直後からお化粧や洗顔が可能です。顔全体に照射することが可能なため、肌全体トーンアップだけでなくニキビや毛穴の開きなどが気になる方へもおすすめです。
フォトシルクプラスで取りきれないシミに関しては、患者様と相談し強いレーザーを提案させていただく場合もございます。

また、「Qスイッチルビーレーザー」や「Qスイッチヤグレーザー」といった従来のレーザー治療よりも痛みが少ないため、痛みが不安な方も安心して治療を受けていただけます。



アキュチップ


アキュチップ「アキュチップ」は、「フォトシルクプラス」のスポット版の光治療機になります。
「フォトシルクプラス」で照射ができない目のまわりやまぶたにも使用できるのが特徴です。照射範囲が直径約6mmと小さいので、患部以外の肌に負担をかけずにピンポイントで照射することが可能です。
「フォトシルクプラス」で反応しにくい薄いシミやそばかすにも効果が期待できます。
フォトシルクプラスと比べると、アキュチップでのシミ取り治療はシミにピンポイントで照射するため少し痛みを伴います。ただし、我慢できないほど強い痛みではないため9割以上の方が麻酔なしでの治療を選択しています。



肌や身体のコンディションを整える


肌荒れを起こしていたり、日焼けをしているなどの肌トラブルが起きている状態の時には肌が敏感となり痛みが感じやすくなります。なぜなら日焼けした肌はメラニン色素の量が多いため、肌へ熱が集まりやすく、普段より痛みを感じやすくなることがあるからです。
特に紫外線が強くなる夏は、肌がダメージを受けやすいため十分な紫外線対策が大切です。
日焼け止めは必ず塗り、日傘や帽子などを使うなどして肌を紫外線から守りましょう。

また、生理中などはホルモンバランスの影響によって、普段より敏感に感じる方もいらしゃいますので治療を受ける際は体調管理も重要です。

シミ取りレーザー治療当日の流れ


シミ取りレーザー治療当日の流れ
レーザー治療を初めて受ける方は「所要時間はどれくらいなのか?」「麻酔はいつするのか?」など疑問に思うことがたくさん出てくると思います。そこでここではシミ取りレーザー当日の流れについて紹介していきます。

来院予約


美容クリニックの多くは事前予約制です。予約は電話やインターネット上で申し込むことができます。
麻酔を希望している場合には麻酔の待ち時間が発生しますので、麻酔希望であることを事前に申し出るとご案内がスムーズになります。

カウンセリング


お化粧をしている場合には、治療箇所のお化粧を落としていただきます。
医師・スタッフとカウンセリングを行います。患者様のシミ症状やタイプを診断し、症状や肌質に応じた治療方法を決定します。その後、患者様のご都合や当院の予約状況から、治療日程を決定いたします。希望があれば当日の治療も可能です。

カウンセリングでは施術で期待できる効果、治療に関する注意事項や副作用のリスクについても丁寧に説明いたします。
悩みの内容やなりたい希望の仕上がりを事前に擦りあわわせておくと、安心です。
必要に応じて麻酔テープや麻酔クリームをご案内させていただきます。
表面麻酔を使用する場合には浸透までに30分前後お時間を要しますので時間に余裕を持ってご来院ください。

レーザー照射


ベッドや椅子に仰向けの状態になり、ゴーグルで目元を保護します。
レーザー照射自体は一瞬で、炎症止めの外用薬を塗って終了となります。
治療室に案内してからの所要時間は5〜15分程度となります。クリニックによってはテープや絆創膏を貼ることもあります。
治療後はヒリヒリ感や、熱感を伴うことがありますが数十分~数時間で落ち着いてきますのでご安心ください。

帰宅


お会計が終了したら、帰宅となります。基本的にかさぶたが自然と取れるまで(約1週間〜10日間)はお化粧をすることはできませんが、照射部位以外はお化粧をしても問題ありません。
ご自宅ではかさぶたが取れるまで炎症止めの外用薬を塗っていただきます。
治療後のお肌はバリア機能が低下しているため、いつも以上に紫外線対策を意識しましょう。
ダウンタイム中に起こる症状や注意点については以下の記事に詳しくまとめてあるので、参考にしてみてください。

▪︎関連記事
ダウンタイムなしでシミ取りレーザー治療はできる?

まとめ


シミのレーザー治療を受ける時の痛みは、誰もが心配や不安があるものです。
光治療に比べて少し痛みを感じやすいですが、レーザー治療はパワーが強いことから高い治療効果が期待できます。
痛みが苦手な方は、痛みが心配で治療を諦めてしまうのではなく、表面麻酔を取り入れたり痛みを感じにくい機械を選ぶなど、痛みへの対策を十分おこなっているクリニックを選ぶことをおすすめします。

当院では麻酔科専門医である相澤院長の知識を活かし、患者様にとってなるべくお痛みが負担にならないようなシミ治療を目指しています。ご希望に応じて治療部位には表面麻酔をしっかり効かせて、さらにアイシングしながらの治療を行うことも可能です。
正確な診断と高度な治療技術が効果に大きく影響するしみ治療。当院の医師は15年以上にわたるシミの治療実績があり、症例数は国内トップレベルとなります。ベテラン医師ならではの安心のカウンセリング・緻密な照射技術をどうぞお試しください。
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