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  • 2024年08月13日

レチノールでニキビ跡は赤くなる?美容皮膚科医が対処法を解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

美容成分として、最近耳にすることが多い『レチノール』
レチノールにはニキビやニキビ跡の色素沈着を改善する効果があり、ホームケアとしておすすめです。
しかしながら、レチノールは赤みやかゆみといった副反応が出ることも。
今回はニキビ跡におけるレチノールの作用と効果について詳しくご紹介していきます。
美容皮膚科医おすすめのレチノールもご紹介するので、正しい知識を身につけて美肌を手に入れましょう。

レチノールはニキビ跡に効果的


レチノールはビタミンAやビタミンA誘導体の一種で、肌の再生を促す作用があります。
もともと体内に存在する成分なので、アレルギーを起こすこともなく敏感肌の方でも比較的安心して使用できるのが特徴です。
肌のターンオーバーを促進してくれる作用があり、ニキビやニキビ跡の色素沈着などあらゆる肌悩みに効果が期待できます。

レチノールでニキビ跡が赤くなるのはなぜ?


レチノールを使い始める、一時的に炎症反応が起こることがあります。
これらはA反応(レチノイド反応)と呼ばれ赤みや皮むけ、乾燥などが症状として現れます。
一時的にニキビが悪化したり、ニキビ跡が赤くなることもありますが、それは肌再生のサインでもあります。
ビタミンAに肌が慣れていくにつれて自然と改善しきますのであまり心配は要りません。

しかし、炎症があまりにも強かったり、ニキビが増え続けている場合には使用方法の見直しが必要です。
肌にあっていない可能性もあるので、専門の医師に相談するようにしましょう。

レチノールの副反応


レチノールの副反応
A反応(レチノイド反応)には以下のような症状があります。

赤み・腫れ・ヒリヒリ感


レチノールを使用していると赤みが出たり、いつものスキンケアがヒリヒリと感じることも。
ヒリヒリとした痛みやかゆみが強い場合には、一旦使用するのを中止してお肌の回復を待ちましょう。
塗布する量が多すぎることもあるので、再開する時には少量を薄く伸ばしながら使用してください。
特に口や目の周りは薄めに塗るように意識しましょう。

乾燥・かさつき・皮むけ


レチノールを使用していると、肌が乾燥したり皮むけが起こることがあります。
これはレチノールの皮脂量を抑える作用やターンオーバーを促進する作用が関係し、肌の乾燥を招くことが一因とされています。乾燥や皮むけをしたら保湿ケアを入念に行い、使用量を減らす、頻度を隔日にするなど肌の回復に努めましょう。

レチノールのダウンタイムは1週間~2週間


レチノールを使い始める時には、肌の変化によりA反応(レチノイド反応)が出やすくなります。
特に初めての方は、レチノール(ビタミンA)の受容体が不足していることが多く、A反応が起こりやすいと言われています。
肌がレチノールに慣れることでA反応は落ち着いていきますが、正しい対処方法を学んでおくと安心です。
レチノールのA反応は1~2週間で引くことがほとんどですが、ダウンタイム期間には個人差があります。
赤みやかゆみなどの症状がひどく日常生活に支障をきたすような場合には、早めに医師に相談しましょう。

レチノールの効果はどれくらいで現れる?


レチノールの効果はどれくらいで現れる?
レチノールは継続して使用し続けることで効果を実感できます。
個人差はありますが、2〜3ヶ月程継続して使用すると、「肌にハリが出た」「ニキビができにくくなった」と肌の変化を感じるように。
市販品のレチノールコスメは安全性を踏まえ濃度が低い傾向にあり、効果を実感するまでには数カ月から半年かかることもあります。
医療機関で処方されるレチノールは市販品よりも高濃度のため、早く効果を実感したい方におすすめです。

レチノールを使用する際の注意点


最近では、レチノールが含まれるコスメも数多く販売されており、身近な反面間違ったケアによる肌トラブルが増えています。
A反応(レチノイド反応)以外にも、レチノールを使用する際に気をつけるべきポイントがいくつかあります。
誤った使用方法は、ニキビを悪化させる原因にもなりますので、正しい使用方法を理解することが重要です。

保湿で潤いを与える


レチノールを使用する際には、丁寧な保湿を心がけるようにして下さい。
前の項目でも説明した通り、レチノールを使用していると肌が乾燥しやすくなります。
ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分が高い化粧水を選ぶのもおすすめです。
スキンケアの順番としては、化粧水や乳液などで肌を保湿した後でレチノールを塗るようにしましょう。

紫外線を避ける


レチノールの作用でターンオーバーが促されると、肌のバリア機能が低下し、紫外線のダメージを受けやすい状態になります。レチノールを塗ったあとは、紫外線対策をいつも以上に徹底する必要があります。
日焼け止めは必ず使用し、日傘やサングラスなども併用していきましょう。
レチノールの種類によっては、夜のみの使用を推奨してあるものもありますので、使用方法は必ず事前に確認するようにしましょう。

妊娠中の使用は避ける


妊娠中の方や妊娠している可能性がある方は、レチノールの使用は禁止されています。
先述した通り、レチノールはビタミンAです。
ビタミンAは胎児の成長に欠かせない栄養素ですが、過剰に摂取すると先天異常や胎児奇形が起きてしまう可能性があることが判明されています。
スキンケア製品を使って吸収されるビタミンAは微量ですが、リスクを避けるためにも、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方は使用しないようにしましょう。

クリニックで取り扱いのあるレチノール製品


ここではクリニックで取り扱いのあるレチノール製品についてご紹介します。
レチノール製品には生理活性の違いがあり、『攻めのレチノール』『守りのレチノール』と表現されることもあります。
『攻めのレチノール』の代表である【トレチノイン】はレチノールより生理活性が何倍も強く、医師の処方が必要です。
肌のターンオーバーを促進する効果がとても高いため、人によっては皮剥けなどが出ることも。
そのぶん効果が実感しやすく、お肌を底上げしたい方におすすめです。
レチノール初心者の方は肌への作用が緩やかなレチノールから使い始めて、肌が慣れたらトレチノインへ移行するのがオススメです。

obcトレチノインクリーム


obcトレチノインクリーム
obcトレチノインクリームは、トレチノインを0.05%配合した美容クリームです。
ナノカプセル化&独自の安定化技術により、トレチノインの作用がゆっくりと長く効くため、従来のトレチノインよりも高い効果が期待できます。
また、カプセルが徐々に溶けるため「ビタミンA反応」と呼ばれる、激しい皮むけや赤みといった炎症反応が起こりにくいのが特徴です。
トレチノインの働きで、お肌のターンオーバーが促進され、お肌のハリ・弾力の回復、くすみ・色素沈着などが気になるお肌を整えます。
通常2~3か月使用後は1か月の休薬期間を設ける必要がありますが、obcトレチノインクリームはナノカプセル化&独自の安定化技術により耐性ができにくく、休薬期間を気にすることなく使用することができます。
トレチノイン使用中は、紫外線に対する抵抗力が弱くなっているので徹底したUVケアが必要です。



obcレチノピュア・ナノ


obcレチノピュア・ナノ
厚生労働省が効果を認めたエイジングケア成分『ピュアレチノール』を0.1%と高濃度に配合。
レチノールをナノカプセル化することにより成分が少しずつ皮膚の深部まで浸透し、ターンオーバーを促進します。
オリジナル浸透サポート成分「ナノキューブ」との相乗効果により、ハリ不足や弾力の低下、くすみなどエイジングサインが気になるお肌を整えます。
また、ナノカプセル化により皮膚への刺激も少なく、 赤みや皮むけ等の副作用が最小限なのが特徴です。
伸びが良く肌に馴染みやすく、お顔全体〜首にも使用することができます。



まとめ


レチノールを使用してニキビをかえって悪化させないためには、正しい使い方をすることがポイントです。レチノールの購入はインターネットでも可能ですが、肌トラブルを防ぐためには医師による診断を受けてから購入しましょう。またニキビは肌質やホルモンバランスなども関わってくるため、セルフケアでの改善が難しい傾向にあります。当院では長年ニキビやニキビ跡の専門治療を行っており、スキンケアだけでは改善できないニキビやニキビ跡に対し、患者様それぞれの状態に合わせた施術方法をご提案しています。
無料カウンセリングも行っていますので、ニキビ跡にお悩みの方はお気軽にお問合せください。
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