キャンセル規定導入のお知らせ

OBC Cosmetics
オリジナルブランドOBC

コラム

bg

  • レーザー治療でシミが悪化することはある?原因・事例・対処法を解説!

  • 2025年02月25日

レーザー治療でシミが悪化することはある?原因・事例・対処法を解説

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

年齢を重ねるごとに気になる肌のシミ。
「シミ治療を受けてみたいけれど、効果がなかったらどうしよう…」
「逆に濃くなってしまうケースはあるの?」

と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、レーザー治療でシミが悪化する原因や対処方法について解説していきます。
シミ取りレーザー治療で後悔しないためにも、治療の前に正しい知識を身につけていきましょう。

表参道美容皮膚科初診限定キャンペーン

シミ取りレーザー治療の経過


シミ取りレーザーは、シミの原因であるメラニン色素を選択的に熱エネルギーで破壊することでシミを改善する治療器です。
代表的な機械としては『Qスイッチヤグレーザー』『ピコレーザー』などが挙げられます。
これらの治療器は1回の治療でシミが取れる反面、お肌に与えるダメージが強いのが特徴です。

照射後にかさぶたとなった部位が1週間ほどで剥がれ、ピンク色の新しい皮膚となります。
施術後約1ヶ月経つと、半数以上の方にシミの色が再び濃くなる「炎症後色素沈着」が現れます。
シミが濃くみえるため「失敗したのでは?」と心配になるかもしれませんが、火傷や虫さされが治った後に茶色っぽい跡が残るのと同様に正常な体の防御機能となるため、あまり心配はいりません。

炎症後色素沈着は施術後数ヶ月〜半年ほどかけて、少しずつ自然に薄くなっていきます。
しかしながら、色素沈着の濃さや期間は個人差があり、特に体や手足は色素沈着の改善に1年以上時間がかかるケースもあります。



【関連記事】
Qスイッチヤグレーザーはシミ・そばかすに効果的!回数や痛み・ダウンタイムを詳しく解説


レーザー治療でシミが悪化した原因と事例


レーザー治療でシミが悪化した原因と事例
シミ取り治療後のアフターケアを怠ったり、シミの種類を適切に見分けられなかったりすると期待した効果が得られない場合もあります。ここでは実際にあった事例をもとに、レーザー治療でシミが悪化する原因について解説していきます。

レーザー治療の適応ではなかった


シミには大きく分けて「老人性色素斑(一般的なシミ)」「そばかす」「肝斑」「炎症後色素沈着」「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」の5つの種類が存在しており、シミの種類に適したレーザーを選ぶことが肝心です。
その中でも「肝斑」は肌刺激の影響を受けやすく、レーザー治療を行うとかえって肝斑が悪化することがあります。
複数の種類のシミが顔に存在していたり、肝斑とシミが重なっている場合には肝斑の治療を優先していくこともあるため、医師の診断はとても重要です。
また、ADMや扁平母斑の場合には、複数回の治療が必要になり1回の治療では効果を期待できないこともあります。


炎症後色素沈着が生じているときにレーザー治療を行った


炎症後色素沈着は、レーザー照射によってダメージを受けた肌に炎症が生じ、メラノサイトが活性化することで起こります。
一時的に患部が濃く見える状態で「戻りジミ」と呼ばれることもありますが、実際にシミが再び現れているわけではありません。「シミが再発した」と思っているものが、実は炎症後色素沈着であったというケースも多くあり、その見極めは重要です。十分な期間を空けずに炎症後色素沈着に対して再照射した場合には、傷跡になる可能性や白斑化のリスクがあるため注意が必要です。
一方で、紫外線やアフターケア不足が原因でシミが再発する可能性はゼロではありません。
施術後1年を超えても改善しないような場合には、色素沈着なのか何らかの原因でシミが再発したのかを医師に判断してもらうようにしましょう。


レーザー出力が強すぎた


薄いシミは反応するメラニンが少ないため、レーザーを強く当てる場合があり、それに比例して色素沈着が強く出ることがあります。
もともとのシミよりも濃い色素沈着が現れることで「かえってシミが濃くなった」と感じることになります。
色素沈着は自然に消えていくものですが、経過が心配な場合には医師へ相談しましょう。

治療後のケア不足


シミ取りレーザー照射後の肌はとても敏感です。かさぶたを無理に剥がしてしまうと傷跡が残ったり、色素沈着が残りやすくなるので患部には刺激を与えないようにしましょう。
後述しますが、アフターケアも肝心です。
紫外線対策や保湿はいつも以上に念入りに行うことで肌の再生を促し、シミの再発を防ぎます。

シミが悪化した場合の対処法


シミ取りレーザー治療後に肌トラブルが起きたら、速やかに医師に相談しましょう。
赤みや多少のヒリつきといった症状であれば問題ありませんが、痛みが数日間続いたり色素沈着が心配な場合には、早めに医師に相談し必要な処置を受けることが大切です。
一過性の炎症性色素沈着に対しては、ビタミンCやハイドロキノンをはじめとする美白成分の含まれたスキンケアも有効です。外用薬や美白剤をホームケアとして使用することで、メラニンの定着を防ぐことができるので、継続して使用することをおすすめしています。

シミのレーザー治療で悪化を防ぐためのポイント


シミのレーザー治療で悪化を防ぐためのポイント
シミ取りレーザーは比較的安全性の高い治療といわれていますが、一方でリスクがあることも理解しておく必要があります。
ここでは、シミのレーザー治療で悪化を防ぐためのポイントについて説明していきます。

施術前後の注意点を守る


治療を受ける際は施術前後の注意点を守ることが重要であり、その後の経過にも影響してきます。
施術前に気をつけなければならないことに、施術前の日焼けが挙げられます。
日焼けした肌にレーザーを照射すると、日焼け部分のメラニン色素に反応してしまうことがあり、火傷や色素沈着のリスクが高まります。
火傷の程度によっては治療を延期する可能性もあるため、強い日焼けは避けるようにしましょう。

また、レーザー治療後は肌のバリア機能が低下しデリケートな状態なため、紫外線対策や保湿ケアをいつも以上に丁寧に行なってください。
さらに、施術後は少なくとも数日は激しい運動やサウナなどで体を温めすぎないことも大切です。
体を温めると血流が良くなり、照射した部位の炎症が強くなる可能性があります。

治療後にしっかりケアを行う


患部に刺激を与えないようにする


レーザー治療をした肌はとても敏感な状態になっているため、患部に刺激を与えないようにしましょう。
かさぶたや保護テープを無理に剥がしてしまうと、傷がついて色素沈着が発生しやすいため、自然に剥がれるのを待ちましょう。洗顔時などタオルで肌を拭く時にもこすらないように優しく押さえるように拭き取ることがポイントです。

紫外線対策や保湿ケアを行う


施術後のお肌はとても敏感な状態で、紫外線の影響を受けやすくなります。
シミの再発を予防するためにも、紫外線対策は必須です。
日焼け止めを塗るのはもちろん、帽子や日傘といった日焼け止めグッズを併用し紫外線をしっかりとガードしていきましょう。また肌の再生には保湿ケアも重要です。
肌に低刺激で保湿成分が多く含まれている化粧品を使ってスキンケアをしましょう。

テスト照射を実施する


シミ取りレーザー治療を受ける前には、テスト照射を受けることもできます。
テスト照射を行うことで、痛みの感じ方を確認することはもちろん、照射後の皮膚の状態や炎症の程度を確認し、自身の皮膚が治療に適しているかどうか判断することができます。
初めてのシミ治療で心配な方や敏感肌の方は、テスト照射ができるか、事前に医師へ相談してみましょう。

シミ治療の経験・実績が多いクリニックを選ぶ


ひと口にシミと言っても、その種類や原因はさまざまです。
そのためシミ取りレーザー治療を受ける際は、シミの種類に適したレーザー治療を選ぶことが重要です。
シミ治療をする上で、最も大切なのはクリニック選びです。
施術件数やドクターの経験や実績、カウンセリングの内容などが信頼できるクリニックを選ぶことが大切なポイントとなります。カウンセリングでは、治療方法や効果、リスク、予想される結果などについて詳しく説明を受けることができます。

美容治療において患者様と医療スタッフの信頼関係は欠かせません。
シミ取りレーザーを検討する際は、実績が豊富で、十分な知識と技術を持つ医師がいるクリニックに相談するのが安心です。
心配なことはあらかじめ事前に相談し、納得して治療を受けられるようにしましょう。

まとめ


シミ取りレーザー治療は安全性の高い治療ではあるものの、シミの種類を適切に見分けられなかったりアフターケアを怠たると期待した効果が得られない場合もあります。
失敗するリスクを軽減するためには、治療後の注意点を守るのはもちろん、医師の診察もとても重要です。
表参道美容皮膚科にはシミ治療の経験豊富な医師が在籍しており、レーザー照射時に反応を見ながら出力と照射方法を細かく調整していくことも可能です。
治療後のアフターケアも含めしっかりフォローいたしますので、安心して治療を受けていただけます。
初めてのシミ治療の方はもちろん、長年シミにお悩みの方は是非当院へご来院ください。

表参道美容皮膚科初診限定キャンペーン