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  • ハイドロキノンで肌が赤くなるのはいつまで?シミが消えるまでの期間も解説

  • 2024年12月16日

ハイドロキノンで肌が赤くなるのはいつまで?シミが消えるまでの期間も解説

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

表参道美容皮膚科初診限定キャンペーン

ハイドロキノンとは


ハイドロキノンはシミの原因となるメラニン色素の産生を阻害するはたらきがあり、シミの改善や予防に用いられる美白剤です。
もともと植物の一部、イチゴ類、麦芽、コーヒー、紅茶などにも含まれている天然の化合物で、還元作用があるため写真の現像に使用されており、現像していた人の肌が白くなったことから美白作用があることを発見されたと言われています。
アメリカでは20年以上前から美白剤として使用されている成分で、2002年に日本で認可されて以降はクリニックなどの医療機関での取り扱いの他、市販の化粧品にも配合されるようになりました。

ハイドロキノンは配合濃度によって効果や副作用が異なり、市販の化粧品は手に入れやすい反面、配合濃度が低く期待されるような効果がでにくいため、ハイドロキノンを効果的に使用するには、美容の皮膚科医による処方された医薬品が推奨されています。

ハイドロキノンには「純ハイドロキノン」と「安定型ハイドロキノン」がある


ハイドロキノンには「純ハイドロキノン」「安定型ハイドロキノン」があります。
「純ハイドロキノン」は光や熱、水分、空気によって劣化しやすく、安定性が非常に悪い成分です。
そして酸化によってできる「ベンゾキノン」という成分は皮膚刺激性が強いことが知られています。
また、継続して使用することで耐性が出来てしまい効果が薄れてしまうため、3カ月使用したら、1~2カ月の休薬期間を設ける必要があります。
そのため、短期間で使い切らないとならず、保存方法も冷蔵保存でないといけません。

これに対し、「安定型ハイドロキノン」は他の成分を配合しているため、安定性が高められ、皮膚刺激性もマイルドで皮膚トラブルが起きにくいです。
また、保存方法も市販の化粧品と同様の扱いであるため、使い切れずに残ってしまったといったことも防げて、休薬期間を設ける必要がないため、取り扱いしやすく安心して毎日使用できます。

ハイドロキノンの働き


シミの原因となる「メラニン色素」は、肌が紫外線を浴びた際にそのダメージから肌を守るために作り出されます。
メラニン色素は、「メラノサイト」と呼ばれる細胞によって生成さていますが、通常はターンオーバー(肌の新陳代謝)によって排出されます。
ところが、紫外線を浴びすぎたり、ターンオーバーのサイクルが乱れたりすると、過剰に蓄積されてシミの原因となります。

ハイドロキノンは「メラノサイト」の働きを抑制し、「メラニン色素」の生成を阻害する効果が認められています。
さらに、メラニン色素の生成に関わる「チロシナーゼ」という酵素の働きを抑制する作用があります。
このような働きから、ハイドロキノンにはシミを予防したり、目立ちにくくする効果が期待できます。
また、同様の働きによって、シミだけでなくニキビ跡や傷跡の色素沈着を改善する効果も期待できます。

ハイドロキノンで肌が赤くなるのは好転反応?


ハイドロキノンで肌が赤くなるのは好転反応
ハイドロキノンによる赤みは、肌に浸透していてシミまで届いているという効果の現れで、東洋医学的には「好転反応」という説もありますが、基本的にハイドロキノンで赤みはでません。
しかし、人によってはヒリヒリした症状や、赤みやかぶれなどの炎症を起こすことがあります。
その原因としては、ハイドロキノンに対してアレルギーを持っている・敏感肌・肌のコンディションが良くない状態が挙げられます。
また、そういった場合は濃度の高いハイドロキノン配合の化粧品を使用すると、より赤みが出やすいと言われています。

好転反応とは


好転反応とは、スキンケアや治療を行った結果、一時的に肌の状態が悪化する現象のことを指します。
一般的には、肌がキレイになる前に一時的な悪化が起こることで知られています。
好転反応は、肌が本来持っている修復機能が活性化することによって引き起こされます。
スキンケア製品や治療によって肌に刺激が与えられると、肌の再生や修復が促進されますが、その過程で一時的な悪化が生じることがあります。

ハイドロキノンで赤くなるのはいつまで?


ハイドロキノンは美白効果が高い物質ですが、濃度が高いほど肌への刺激が強く、人によっては塗布した部分に赤みが出たり、ヒリヒリと感じることがあります。
ハイドロキノンで赤みが出てしまった場合でも、2週間程度で落ち着くことがほとんどです。
赤みが強く出たり、痛みを我慢することができないようであれば、塗布する回数を減らす、もしくは一旦使用を中止して、炎症部分を冷やして様子をみてください。
塗った直後や24時間以内に赤くなる場合は、アレルギーの可能性が高いため、使用を中断する必要があります。


ハイドロキノンで赤くなったときの対処法


ハイドロキノンで赤くなったときの対処法

患部を冷やす


軽い赤みの他に症状がなければ、数週間程度で自然と落ち着くことが多いです。
しかし、赤みが強く炎症が起きている場合やヒリヒリする時は、すぐにハイドロキノンを拭き取り、患部を冷やすと良いでしょう。
赤みやヒリヒリ感などの炎症症状が落ち着かない場合は、早めに皮膚科へ受診しましょう。

紫外線を避ける・日焼け止めを使う


ハイドロキノンは紫外線を受けると、成分が変性してしまい、却ってしみが濃くなってしまう可能性があるため、朝に塗布するのはおすすめしません。
1日1回夜の洗顔後、化粧水や乳液でお肌を整えてから最後に塗布しましょう。

刺激の強いスキンケア製品を使わない


ハイドロキノン自体が多少の刺激となるため、普段使用しているスキンケアが刺激の強い製品の場合、肌に過度の刺激が加わり、赤みが出やすくなるため、ハイドロキノンの使い始めはお肌に優しいスキンケアがおすすめです。

ハイドロキノンでシミが消えるまでの期間


ハイドロキノンの効果が出るまでは、およそ2~3ヶ月程度必要です。
レーザー等でメラニン色素を直接破壊する治療とは異なり、メラニン色素の合成に関わる酵素の活性を抑制し、加えてメラニンの産生細胞そのものを減少させることでシミを漂白するため、ある一定期間継続することが必要です。

ハイドロキノンの濃度が高ければ高いほど、即効性の効果も高くなりますが、その分副作用も高くなります。
濃度が高すぎると白斑になるリスクがあるため、ハイドロキノン4%程度までのものにしましょう。

赤みが消えない場合は使用をやめてクリニックに相談する


自然に治まる赤みであれば問題ありませんが、炎症を放置したために色素沈着など跡に残ってしまうことがあるため、少しでも不安に感じたら、早めにクリニックに行きましょう。

⾼濃度ハイドロキノン配合のおすすめクリーム


通常のハイドロキノンは、全体に塗ることはできず、気になる部分をピンポイントで塗布し、3ヶ月使用したら1ヶ月休薬し、冷蔵保存で期限は1ヶ月と短く、取り扱いが難しいところが難点でした。
当院の「HQクリーム」はハイドロキノン4%高配合のため美白作用が高いです。
ピンポイントだけでなく顔全体に使用でき、休薬期間なしで毎日使用でき、冷蔵保存も必要ないため、全体的に美白効果が期待でき、取り扱いもとてもしやすいです。
また、美容成分を16種類も配合しており、美肌ケアも兼ね備えており、防腐剤(パラベン)、石油系界面活性剤不使用、無香料、無着色、無鉱物由で低刺激です。

obc HQクリーム

OBC HQクリーム
1本 6,380円(税込)





まとめ


ホームケアとして使用する美白剤の中で王道のハイドロキノンについて説明しました。
ハイドロキノンは、しみ・色素沈着・ニキビ跡などを薄くする効果があります。
誰でも手軽に使用できる美白剤ではありますが、赤みやかぶれなどの副作用が強く出てしまう場合もあるため、使用方法や副作用をしっかり理解した上で使用することが大切です。
また、ハイドロキノンはあくまで美白剤であり、しみに効果が出るものは限られています。
レーザーなどの美容治療と美白剤を上手に使い分けて、美白肌を手に入れましょう。


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