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  • 2025年01月11日

レチノールでニキビが悪化する原因は? 治らない場合の対処法も解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

表参道美容皮膚科初診限定キャンペーン

レチノールでニキビは悪化するのか?


レチノールには、皮脂分泌の抑制やターンオーバーの正常化などの効果が期待でき、本来であればニキビ予防に役立ちます。
しかし、人によってはレチノールでニキビが悪化することがあり、使用の際には注意が必要です。
最近ではレチノール配合の化粧品やエステサロン、また医療でも注目されており、SNSのインフルエンサーの活躍もあってか、10年前に比較して宣伝も盛んになりました。

しかし、使い方を誤ったり肌に合わなかったりする場合、ニキビを悪化させてしまう可能性があります。
レチノールを使い始めたらニキビが悪化したと感じる方は、使い方や肌状態に問題があるかもしれません。
ここでは、レチノールでニキビが悪化する原因、使い始めにニキビが増えた場合の対処法などを解説していきます。

レチノールとは?


レチノールはビタミンAの最も一般的な形態であり、肌の再生や老化防止のために広くスキンケア用品に利用されています。
ビタミンAの肌に及ぼす作用として、下記の点があげられます。

ビタミンAの肌に及ぼす作用
・活性酸素の除去
・線維芽細胞(フィブロブラスト)の活性化によるエラスチンの質の向上
・コラーゲン・ヒアルロン酸・グリコサミノグリカンの生成
・生理活性作用による肌のターンオーバーの促進
・皮脂分泌の正常化
つまりビタミンAは、しわ・たるみ・シミ・そばかす・ニキビ予防・ニキビ跡・毛穴の黒ずみに対して効果が期待出来ます。

レチノールで起きる一般的な症状(A反応)は?


レチノール使用時の副作用として、「A反応」が現れることがあります。
これは、肌がレチノールという刺激に急速にさらされることで起こる一過性の症状です。
A反応では、赤み、乾燥、かゆみなどの症状が出ますが、多くの場合、これは一時的なものであり、肌がレチノールに徐々に慣れていくにつれ自然と改善していきます。
肌の代謝が促進され、敏感性が高まるためこのような反応が起こります。

赤み・かぶれ


レチノールを使うことで、肌に赤みやかぶれが発生することがあります。
赤みやかぶれの強さや、発生する範囲は個人によって、異なります。
症状が強い場合には、火傷のように赤く腫れぼったくなってしまうこともあるようです。

乾燥・皮剥け


これは、レチノールが皮脂量を抑える作用があるため、肌の乾燥を招きやすいことが一因とされています。
また、肌のターンオーバーを促進し、古い皮膚細胞が剥がれ落ちるためです。
新しい皮膚細胞が生成されるまでの過程で、肌が一時的に乾燥し、軽度の皮剥けが起こることがあります。
このような症状は、初期の数週間から数ヶ月の間に現れることがありますが、通常は肌が慣れるにつれて改善されます。

ヒリヒリとした痛み・かゆみ


レチノールの使用では、肌が過敏になり、ヒリヒリとした痛み・かゆみが伴う場合があります。
スキンケアをする際に、化粧品の成分がしみて痛みやかゆみを感じることもあります。
これは皮膚の敏感さによるもので、レチノールが肌表面に刺激を与えるためです。
初めて使用する際は、少量から始めて肌の反応を注意深くみることが大切です。

細かいブツブツ


レチノール使用によって肌が刺激を受けると、細かいブツブツが現れることがあります。
一方で、レチノールにはターンオーバーを促進する効果があるため、毛穴の詰まりを解消し、元々あるニキビを改善する効果も期待できます。
しかし、レチノールの刺激が肌に強すぎる場合は、逆にニキビが悪化してしまう可能性もあります。

レチノールでニキビが悪化するのはA反応が原因


レチノールでニキビが悪化するのはA反応が原因
レチノールの使い始めにニキビが悪化する理由は、ビタミンAを急に補うことで乾燥や赤みなどのA反応が起こるからです。
ビタミンAが不足している肌や、ビタミンAに対する耐性がない肌ほど、ビタミンAに過剰に反応する傾向にあります。
ニキビ肌の方は、レチノールのターンオーバー促進作用により肌内部のニキビが出てくる場合もあるため、ニキビが悪化したと思いがちです。
しかし、もともと肌にあったニキビが出てきているだけで、決してニキビが増えたわけではありません。
レチノールによるA反応は一時的なもので、肌がレチノールに慣れれば自然と治まります。

また、「A反応」によりニキビが増加したり、悪化したりしてしまうことはよくありますが、これは、肌の生まれ変わりを促進する過程で、ニキビの原因となる「コメド(面皰)」を発生させてしまうからです。
A反応が治まるまでの期間には個人差がありますが、平均1~2週間ほど、長くても3~6週間ほどです。
肌の乾燥はニキビの原因にもなるため、A反応が出ている間はとくに保湿ケアを入念におこないましょう。

A反応を予防する方法は?


A反応を予防する方法

保湿後にレチノールを使う


肌は乾燥していると外部からの刺激を受けやすく、レチノールの成分も刺激になりやすいです。
化粧水や乳液を使って保湿をした後、レチノールを使うことで、A反応が起きるのを予防しましょう。

適量を守る


レチノールを使用する際には、適切な使用量を守ることが重要です。
過剰な使用は肌に負担をかける可能性があります。
製品のラベルや説明書に記載された推奨量を守り、使用頻度も指示された範囲内で行うようにしましょう。
適量を守ることで、効果的なケアを行いながら、肌への負担を最小限に抑えることができます

適切な濃度のアイテムを使う


レチノールの効果は濃度によって異なります。
初めて使用する場合や敏感肌の方は、低濃度の製品から始めるようにしましょう。
高濃度のレチノールは強力な効果を持ちますが、肌に負担をかける可能性があります。

酸化防止をしている製品を使う


レチノールは光や空気の影響を受けやすく、すぐに酸化してしまいます。
酸化したレチノールは、肌に影響を与えやすいためA反応を起こしやすくなってしまうのです。
そのため、酸化防止効果のあるレチノール製品を選択することをおすすめします。
酸化を防いだ状態のレチノールなら、肌への刺激は弱まり、A反応の発生確率を下げられるでしょう。

レチノールでニキビが悪化したときの対処法



レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合の対処法は次のとおりです。

レチノールの使用頻度を減らす


レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合は、レチノールの使用頻度をおとしましょう。
使用頻度をおとせばA反応も抑えられるため、ニキビも改善に向かうと期待できます。
肌の調子がよくなったらまたレチノールの使用頻度を増やす形が、肌への負担を抑える上でもおすすめです。
しかし、長期的に増え続ける場合は肌に合っていない可能性もあり、さらなる悪化も考えられるため、使用を止める必要があります。

ニキビを触らない


レチノールの使い始めにニキビが悪化しても、極力手で触らないようにしましょう。
手でニキビを触ると肌が刺激を感じ、症状が余計に悪化する恐れがあります。
無理に皮脂を押し出したりニキビを潰したりするのも、よくありません。

非ステロイド系の抗炎症剤などの薬を併用する


症状がなかなかおさまらない場合は、非ステロイド系の抗炎症剤やグリチルレチン酸ジカリウムなどを併用します。
グリチルレチン酸ジカリウムには、抗炎症作用や抗アレルギー作用があるため、A反応の症状緩和に効果が期待できます。

刺激の強いスキンケア製品の使用を控える


レチノールの使い始めにニキビが悪化した場合は、ニキビを抑制する化粧品を使いましょう。
ニキビに適したスキンケアをおこなうことで、A反応によるニキビが落ち着く可能性があります。
おすすめの成分は、ニキビの炎症や肌荒れを抑える作用があるグリチルリチン酸です。
なお、油分や油脂の多い化粧品はニキビ増加の原因になる場合があるため、ニキビが悪化しているときは避けましょう。

紫外線対策をする


レチノール使用中は、肌のターンオーバー(新陳代謝)が活発になります。
肌細胞の入れ替わりが早すぎると、成長しきっていない皮膚の細胞が肌表面に出てきて角質層が薄くなります。
薄い角質層は、紫外線のダメージを受けやすくなるので注意が必要です。

また、紫外線に当たると劣化しやすいとも言われています。
紫外線を浴び過ぎた肌ではレチノールの刺激が強く出てしまい、かえって炎症を招くことで肌荒れやニキビが悪化するリスクが高まってしまいます。
なるべく朝の使用は避け、夜の洗顔後や、就寝前に使用するようにしてください。
外出時は必ず日焼け止めを塗布しましょう。

保湿で乾燥を防ぐ


レチノールを使用する際は、必ず保湿ケアを欠かさないようにすることが大切です。
肌のターンオーバーを促進することで、肌表面には未熟な肌細胞が現れます。
この新しい細胞は、まだ潤いを保つ機能が正常に働いていないため非常に敏感な状態です。

また、レチノールは保湿効果が低いため、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
保湿ケア不足の状態だと、肌のバリア機能が低下し、刺激が直接肌内部に伝わることで炎症を招きます。
そのため、化粧水や美容液、クリームを使ったスキンケアで、十分な保湿を行いましょう。
顎や口周りなど乾燥しやすい部位には、保湿タイプのパックも効果的です。
保湿をしながらレチノールを使用することで、最大限のニキビ改善効果を得ることができるのでぜひ試してみてください。

重度の悪化は使用をやめる


レチノールを使い始めてからニキビが増え、症状があまりにもひどい場合は一旦レチノールの使用を中断しましょう。
A反応が出ている最中も基本的にはレチノールを使用可能ですが、症状がひどい場合は例外だからです。
肌の赤みや皮剥け、痛みやかゆみなどの症状が強い場合や、ニキビに血がにじんでいる場合はすぐにレチノールの使用を中止しましょう。
レチノールの使用を中止しても症状が治まらない場合は、肌トラブルの原因が他にあると考えられるため、皮膚科で相談してみてください。

A反応を過ぎてもニキビの悪化が治らない場合の対処法


レチノールは細胞のターンオーバーを促進する効果があるため、初期症状として一時的にニキビが増えることがありますが、長期的に増え続ける場合は、A反応が直接原因ではない可能性もあります。
肌に合っていない場合や、さらなる悪化、他の皮膚疾患を同時に発症している可能性も考えられるため、使用を止める必要があります。
念のため専門の医師に相談するようにしてください。

まとめ


いかがでしたか。
レチノールのA反応とは、肌への栄養補給で起こる一時的な肌の炎症です。
使い始めは、A反応によりニキビが悪化したように感じる場合がありますが、肌がレチノールに慣れればA反応は治まるため、過度の心配は不要です。
また、A反応はいつでも出るわけではなく、体調や肌のコンディションに左右されやすいです。
A反応が落ち着くまで様子を見て、A反応を予防するために保湿したり、肌に優しい化粧品でのスキンケアを行いましょう。
当クリニックでは、「市販のレチノールを使用して肌が荒れた、ニキビや色素沈着が出来た」と来院される方が増えています。最近ではネットなどで安く海外の製剤なども簡単に購入できますが、肌状態を確認しながら、正しい使用方法で効果的に悩みを改善していけるといいですね。

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