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  • レーザートーニングはやりすぎると良くない?治療回数や効果について解説!

  • 2022年06月13日

レーザートーニングはやりすぎると良くない?治療回数や効果について解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

肝斑・美肌治療で有名レーザートーニングとは?


肝斑・美肌治療で有名レーザートーニングとは?
「レーザートーニング」は、しみ、そばかす、肝斑(かんぱん)の改善効果が期待できる美肌治療です。
肝斑に関しては、レーザートーニングが唯一有効なレーザー照射方法であると言われています。
今回はレーザートーニング治療について、気になる治療の流れや施術後の経過、回数と間隔などについてもご紹介しますので、ぜひ治療の参考にしてください。
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レーザートーニングは肝斑にも効果がある美肌治療


レーザートーニングは炎症が起こらない程度の微弱なレーザーを肌の表皮に広範囲に照射することで、かさぶたを作ることなくメラニンを少しずつ分解・排出していく治療法です。
レーザートーニングは、今まで難しいとされてきた肝斑を改善する効果のほか、しみ、ソバカス、肌のくすみや黒ずみを改善する効果が期待できます。

治療しみとは違う肝斑とは?


肝斑とは頬や頬骨に左右対称にボヤっと境界がはっきりしない色調のシミとして現れることが特徴です。
肝斑の原因はおもにホルモンバランス、皮膚刺激などが挙げられますが、はっきりとした原因は未だわかっていません。
肝斑の悪化は、メラニンを生成するメラノサイトを刺激することで引き起こるとされているため、一般的なレーザー照射や光治療によって肝斑が濃く悪化することもあります。
また、肝斑はシミと見分けがつかないケースや、頬に肝斑とシミの両方が混在することも多いため、しっかりとした診断と治療、混在している場合は適した治療の順番で治療を行うことが重要です。

メドライトC6によるレーザートーニング


メドライトC6によるレーザートーニング
当院では『メドライトC6』というレーザー機器を使用します。
一般的なシミ治療などに使用されるレーザーは、高い出力を照射することでシミの元を破壊し、シミを薄くします。
しかし、これらは効果が高い反面、かさぶたや、赤みなどのダウンタイムを伴い、炎症による肝斑の悪化や炎症後色素沈着には禁忌とされていました。
ですが、そんな治療が難しいとされていた肝斑に対して過剰な刺激を与えることなくレーザー施術を可能にしたのが、レーザートーニングです。
当院のレーザートーニングは照射面にむらなく一様にエネルギーが照射される(トップハット型)レーザー機器であるメドライトC6を使用し、肝斑に適した設定の微弱なレーザーを照射することで肝斑や炎症性色素沈着を刺激することなく少しずつ薄くしていくことができます。

また、通常のレーザーなどの治療で悪化することが予想されるしみに適応となりますが、フォトシルクなどで薄くなったそばかすの残りや顔全体のくすみ改善、ターンオーバーの促進による肌のつや、はりの改善、顔の産毛の除毛、毛穴開き改善など幅広いお悩みにも効果的で、これらのことから一般的に「美白レーザー」とも呼ばれています。
しかし、レーザートーニングは弱く設定をしたレーザーを表皮に照射し、かさぶたを作ることなくメラニンを少しずつ分解・排出していく治療方法であるため、その変化は非常に緩徐であり、一般的にも最低5回以上の治療回数が推奨されています。



レーザートーニングの施術の間隔を守る・管理する


美肌レーザーをやりすぎてしまう人は様々な美容クリニック、美容皮膚科に通っている傾向があります。
通常のクリニックであれば肌が綺麗になる最適な間隔でしか予約ができないようになっていますし、良心的なクリニックであれば肌を休ませる休息期間の提案もしてくれます。
しかし、違うクリニックで他のレーザー治療をおこなっていて自己申告がなければクリニック側はわかりません。
中には短い間隔であててはよくないレーザーもあったりします。
ですので、いくつかのクリニックを利用する場合は、レーザーをやり過ぎないためにも患者さん自身でレーザーの種類、施術日などを記録して肌の状態をしっかり観察することが大事です。

レーザートーニングの「やりすぎ」と「やめると戻る」問題について


「レーザートーニングをやりすぎると肌はどうなりますか」「肝斑やシミはレーザートーニングをやめると戻りますか」これらも患者さまから多くいただくご質問です。

どのようなレーザー施術も過度な照射は症状の悪化や、メラノサイト喪失による白斑を招くおそれがあります。
レーザートーニングは回数が必要な照射施術とされますが、低出力と適切な間隔でおこなうことが大切です。

表参道美容皮膚科では、美肌治療に精通した医師による丁寧な診察をおこない、症状に適切で最も効率の良い施術をご提案いたします。
またレーザートーニングに関しましても、施術毎にお肌状態や症状を確認の上、細やかな出力設定・調節により、安全性の高い照射をおこなっております。

レーザートーニングの痛み・ダウンタイム


レーザートーニング治療の痛みは、お肌にパチパチとまぶしい感じや、ヒリヒリとした痛みがありますが、施術後は比較的すぐに落ち着きます。
レーザートーニング照射後の肌はデリケートな状態です。
こするような刺激を避け、保湿やUVケアを心がけましょう。

また、お肌が敏感な方はニキビや、じんましんのような症状が一時的に出ることがあります。
自然に落ち着くことが多いのですが、もしも症状が強い場合や長引く場合には受診してください。
なお、レーザートーニングは一般的なシミ取りレーザーのように、シミが浮き出てきたり、かさぶたとなって剥がれ落ちるといった反応はありません。
そのため、ダウンタイムの少ない照射施術といわれています。


レーザートーニングの回数と間隔


レーザートーニングの照射回数は、一般的に1−2週間おきに5〜8回、症状によっては10回程度とされています。3回目頃より肝斑やシミなどが薄くなり、効果を実感される方が多いようです。

レーザートーニングの効果は何日後から?


肌悩みを抱える患者さまの多くから「レーザートーニングの効果はいつから現われますか」といったご質問をいただきます。

レーザートーニングは繰り返しの照射が必要な施術です。1−2週間おきの照射で、一般的に3回目頃の照射施術から徐々に肌の透明感、明るさが増し、毛穴の引き締まりが感じられるようになります。肝斑に対しての効果の実感は個人差がありますが5回以上の照射をお勧めしています。

レーザートーニング効果の持続期間


レーザートーニングは1−2週間おきに照射をおこないます。
ある程度治療をしたのち、まだ気になる部分があるようでしたら部分照射のみのコースもございますのでご相談下さい。
レーザートーニング効果の持続期間は、肌質や生活環境などによって個人差があります。
肝斑やシミ、毛穴・くすみなどがない健康的で美しい肌を維持するためには治療終了後もメンテナンスとして1〜2ヶ月おきに1度、レーザートーニングを受けることをお勧めします。

レーザートーニングとフォトフェイシャルの違い


レーザートーニングがレーザー治療であるのに対し、フォトフェイシャルは光治療です。
フォトフェイシャルは、光エネルギー(IPL)を用いて、しみやそばかすを少しずつ改善する美肌治療です。
しかし、フォトフェイシャルは、肝斑がある場合に強い出力で照射してしまうと肝斑が悪化してしまう可能性がありますから、患者様1人1人の肌に合った波長で照射する必要があります。
一方、レーザートーニングは、炎症が起こらないように調節された微弱なレーザーですから肝斑に刺激を与えずに治療を行うことができます。

レーザートーニングの施術の流れ
1. まずはカウンセリングで、お肌のしみや肝斑などの症状を診断します。
2. 次にコットンにてメイクを落とします。
3. 準備ができたら、レーザーを照射していきます。レーザーは肝斑やしみなど、治療したい部分に照射します。治療時間は約10~15分程度です。
4. 施術後は保湿を行い、赤みを抑えるためにクリームなどを塗布して、終了となります。

レーザートーニング施術後の経過


一般的に、レーザートーニングにはダウンタイムがほとんどなく、施術当日から洗顔やメイクをすることが可能です。
ただし、施術後の肌の状態には個人差がありますので、施術後は当日から洗顔やメイクをできるかを担当医に確認しましょう。

施術後の注意点


施術当日は、飲酒や長時間の入浴は避けましょう。
血行が良くなると体温が上昇して、肌の状態に影響する可能性があるからです。また、施術後は肌が乾燥しやすく、敏感な状態となっているため、保湿をきちんと行ってケアすることが大切です。
そのほかの注意点として、人によっては施術直後に赤みが出たり、ヒリヒリとする痛みやかゆみを感じたりする場合があります。
一般的に、数時間で落ち着くといわれますが、なかなか治まらない場合は、施術を受けた施設に相談しましょう。

レーザートーニング施術後の注意点
治療時間顔全体で10~15分程度です。
治療間隔1週間~2週間に1回。
治療回数1回でも効果は実感できる場合もありますが、5~10回程度続けるとより効果的です。
施術者ベテラン看護師が施術します。
痛み少しチクチクする感じがあります。
麻酔麻酔なしで治療できます。(痛みが苦手な方は冷風を使いながらの治療や表面麻酔もできます)
ダウンタイムほとんどの方はありませんが、10分程度赤みが出ることがあります。
メイク直後から可能です。
シャワー / 洗顔 / 入浴当日から可能です。
自宅での処置しっかり保湿をしてください。
その他体質によっては治療後吹き出物が出ることがまれにあります。


レーザートーニング価格



治療器方法・範囲料金
レーザートーニング
(メドライトC6)
頬+鼻1回19,800円
3回53,460円
5回64,350円
顔全体1回22,000円
3回59,400円
5回71,500円
1回22,000円
3回59,400円
5回71,500円


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