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  • クリニックで行うケミカルピーリングと市販のケミカルピーリング剤の違いは?効果や種類について解説!

  • 2022年06月14日

クリニックで行うケミカルピーリングと市販のケミカルピーリング剤の違いは?効果や種類について解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

ピーリングとは


ピーリングとは「PEEL(ピール):剥ぐ」という言葉からきており、古くなった角質を剥がして新陳代謝を促進させることを意味します。
ピーリングは薬剤で行うケミカルピーリング、機械を使用して行うレーザーピーリング等があります。
今回は薬液を使用して行うケミカルピーリングについてお話ししていこうと思います。

ケミカルピーリングは薬品を使用し、肌のターンオーバーを促すことで、古い角質を除去していく治療になります。
クリニックや自宅でも行えるピーリングには、肌へのどんな効果があるのでしょうか。

肌は表皮、真皮、皮下組織で構成されています。
表皮は一番外側にあり、角質層、顆粒層、有棘層、基底層からなり、一番下の基底層で新しい細胞が作られ、上へと上がっていきます。この細胞が作られるサイクルを新陳代謝(ターンオーバー)と言います。
この新陳代謝が正常におこなわれることにより、健康な肌が保たれています。

ストレスや年齢によりこのサイクルが乱れてくると、不要になった角質が溜まり、皮脂腺が詰まってニキビの原因になったり、シワ、くすみのある肌になってしまいます。
このように新陳代謝が正常に行われることが美肌の基本となるのです。

では、新陳代謝が遅くなってしまった肌はどのように治療していけば良いのでしょうか。
その治療の1つがケミカルピーリングになります。
ケミカルピーリングをすることで、不要になった表面の各層を剥離し、ストレスや年齢により遅くなった肌のターンオーバーを促してくれます。
ターンオーバーを正常化することで、ニキビの原因を除去し、ニキビ跡を改善、健康な肌へと導くのです。
ではケミカルピーリングは、医療機関に来院して行うピーリングと、自宅などで手軽に行えるケミカルピーリングがありますが、違いやメリット、デメリットはどのような点なのでしょうか。

クリニックで行うケミカルピーリングとは


クリニックで行うケミカルピーリングとは
クリニックで行うケミカルピーリングは皮膚が剥けて真っ赤になる、怖いといったイメージがある方も多いようですが、それは違います。
もちろん効果が高く、乾燥や赤みがでて肌に強いものも中にはありますが、アトピー体質といったドライスキンの方でも行えるマイルドな酸もあります。
いくつか種類のある酸の中から、治療する目的や肌質を見て、自分にあった最適な種類の酸を医師に選んでもらうことができます。

また、自宅でするケミカルピーリングでは濃度が低く、種類も限られていますが、クリニックには医師がいますので、より効果を上げる為に高い濃度のピーリングをすることができます。
短期間でニキビ治療をしたい方や、もっとニキビを改善したいという方に向いています。
クリニックで行うケミカルピーリングはここ数年で進化しており、今までは皮膚の表面のみに作用するケミカルピーリングが主流で、真皮まで浸透するものは効果が出る分、赤みが強くでるものでした。
今は赤みをなるべく抑え、薬剤を肌の真皮まで浸透させて細胞を刺激し、コラーゲンを増やして肌にハリを出すケミカルピーリングもでています。

当院にあるケミカルピーリングをご紹介します。

サリチル酸マクロゴールピーリング


サリチル酸とマクロゴールからできているピーリング

向いている方
ニキビ、毛穴、くすみ、小じわ、色素沈着でお悩みの方
特徴
基材であるマクロゴールが酸であるサリチル酸の皮膚深部への浸透を防ぎ、表皮のみに薬剤がとどまるので、赤みや皮むけを起こさないようにしてくれます。
痛くなく、赤くならないので、肌が弱い方やピーリングが初めての方におすすめです。


マスクピール


グリコール酸、サリチル酸、ベントナイト㏗2.5を配合

向いている方
毛穴の黒ずみ、脂性肌、ニキビ
特徴
通常のピーリング作用と、皮脂分泌抑制の成分がはいっているピーリング剤。
脂性肌の開いた毛穴、汚れに向いている気になるピーリングになります。ベントナイトが肌の汚れや皮脂を吸着除去してくれます。
高い効果はありながら、PHを抑えている為、リスクを最小限にしています。


ミルクピール


グリコール酸、乳酸、サリチル酸を配合

向いている方
ツヤ感を出したい方、明るい肌を直後から実感
特徴
乳酸はチロシナーゼを抑制し美白効果を発揮します。
治療直後からツヤ感のある明るい肌になります。


マッサージピーリング


マッサージピーリング
トリクロロ酢酸、低濃度過酸化水素

向いている方
ハリを出したい方、毛穴が気になる方
特徴
浸透深度が一番高いピーリングになります
炎症を起こすことなく、真皮に作用してコラーゲンを生成させます
色素沈着、黒ずみを改善したい
首やデコルテのシワにも効果的
痛みやダウンタイムがほとんど無いです



レチノールピール


レチノール誘導体

向いている方
治療中のひりつきが苦手な方
しっかりと効果を出したい方
ダウンタイムが取れる方
コラーゲンを増やしたい方
特徴
レチノイドがコラーゲンを活性化させ、コラーゲンのもととなる線維芽細胞を増殖させます。
毛包、皮脂腺に浸透し、脂性肌・ニキビを改善します




市販のケミカルピーリング剤


では市販のケミカルピーリング剤のメリットはどのようなものでしょうか。
まず価格はクリニックに比べると低価格になっており気軽に購入することが可能です。
ドラッグストアやインターネットから簡単に購入できるので、入手しやすくなっています。

また、石鹸、ふき取り、スキンケアタイプといったライフスタイルに合わせたピーリング剤を選ぶことができ、クリニックにわざわざ来院しなくても自宅で毎日ケアすることができます。
効果もクリニックのピーリングと比較するとマイルドなものが多くなりますが、
赤みや乾燥が出づらいので日常生活に支障がでづらいことも魅力の一つです。その分効果を得るには時間を要し、肌に合うタイプのピーリング剤がわからないのがデメリットになります。
なるべく短期間で効果を出したい方、自分にあった薬剤を医師に選んでもらいたい方には不向きと言えます。

まとめ


クリニックやホームケアでできるケミカルピーリングの種類や効果、違いについてご紹介いたしました。
このようにニキビ・ニキビ跡といったトラブルの改善や予防をしてくれます。
ダウンタイムも短く、価格もレーザー等より安価なので、毎月継続して行うことができる治療になります。
ホームケアも手軽で継続しやすいですが、ニキビができてしまった方はやはり医師の診断のもとおこなうことが安全といえるでしょう。
また、保険適応の処方薬の中にもケミカルピーリングの効果があるものがあり、ニキビ治療をしたい方は相談しても良いと思います。