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そばかすを消したいならレーザー治療がおすすめ!種類や施術料金を詳しく解説!
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2023年08月30日
表参道美容皮膚科 副院長
三宅 真紀 医師監修
スキンケアも大切ですが根本的にそばかすを改善したいのであれば、美容皮膚科で専門的な施術を受けることがおすすめです。この記事ではそばかすの特徴や原因、そばかす治療に行うレーザー治療の種類や効果について解説していきます。
そばかすとは
そばかすとは、両頬や鼻を中心に小さく散らばってできる茶色の色素斑のことを指します。
見た目がスズメの卵の表面と類似することから雀卵斑(じゃくらんはん)と正式名称では呼ばれています。
一般的なシミは加齢に伴って出現しますが、そばかすは幼少期からできはじめ、年齢を重ねるにつれて色が濃くなり数が増えます。人によっては思春期を過ぎると自然に消失することもあります。
遺伝的要因が関与していることがわかっており、メラノサイトというメラニン色素をつくる細胞の活動が活発な人に多くみられます。
そばかすの原因
そばかすは遺伝性が強く反映されるといわれており、メラノサイトの働きが活発な体質の人にできやすいといわれています。
さらに紫外線やホルモンバランスなどが原因で現れることもあります。
そばかすの元になるのは、皮膚に存在する「メラノサイト」という細胞でつくられるメラニン色素が関係しています。
肌は紫外線を浴びたり何らかの刺激を受けると、肌の内部を守るためにメラニン色素を過剰に生成します。
健康な肌ではメラニン色素は、肌のターンオーバーとともに排出されていきます。
しかし、ターンオーバーのサイクルが乱れることで、メラニン色素が肌に蓄積した結果しみやそばかすとなってしまうのです。また妊娠・出産によりホルモンバランスが変化することもそばかすの原因となる場合があります。
そばかすを消したいならレーザー治療がおすすめ
美容皮膚科におけるそばかすの治療では、「レーザー治療」や「フォトフェイシャルによる光治療」が主に行われます。
そばかすの範囲や色の濃さに応じて機械を選択していきます。
また加齢や紫外線による肌ダメージによって、「そばかす」「しみ(老人性色素斑)」「肝斑」が混在していることもあります。そばかすの大きさは約2〜3mmと小さく、発症時期が早いのが特徴です。
20代以降にできたものや3mm以上の大きさのものはしみである確率が高くなります。
どちらの治療も、原因となるメラニン色素をターゲットにしたものであり明確な区別はありませんが、そばかすは遺伝的な要因が関与している為、しみよりも再発しやすい傾向にあります。
レーザー治療でそばかすを消すメリット
レーザー治療では、そばかすの原因であるメラニン色素をターゲットに照射することで、色素を破壊することができます。
肌にレーザーを照射しますが、メラニン色素だけをピンポイントに照射するので、正常な肌にはダメージがみられないことがメリットです。
レーザーの影響を受け破壊されたメラニンは、肌のターンオーバーにより皮膚表面に押し出され、自然に外へ排出されます。
レーザー治療は即効性があり、肌の状態によってはレーザーを1回照射するだけで、そばかすを除去できることが多いです。
1回で効果を感じられるので、通院する時間や費用を考えると魅力的と言えるのではないでしょうか。
また、広範囲にあるそばかすやレーザー治療によるお痛みが心配な人には、光治療がおすすめです。
ダウンタイムが短いという特徴があり当日からメイクすることが可能です。
レーザーの種類はどれがいい?特徴や料金について
そばかすは通常のシミと同じように、美容医療で改善することができます。
治療方法としてのアプローチは、「強い出力で照射するレーザー治療」と「広範囲に治療ができる光治療」の大きく2つに分けられます。ここでは当院で取り扱っているしみ・そばかす治療機についてご紹介していきます。
フォトシルクプラス
フォトシルクプラスの特徴
「フォトシルクプラス」は、UPLと呼ばれる波長の光を肌に照射することで、しみやそばかすの改善を図る施術です。照射された光はそばかすのメラニン色素に反応し色素の沈着した部分にダメージを与えます。
ダウンタイムを伴うレーザー治療と異なり、肌にあまり負担をかけずに治療ができるので、当日からメイクすることも可能です。また、肌全体に隙間なく照射することが可能であり、全体的なくすみを改善することができます。
同時にコラーゲンの生成も促されるため、そばかすをケアするだけでなくハリを取り戻す効果やニキビなどの肌質改善も期待できます。
しかし、遺伝や体質的にメラノサイトが活性化しやすいタイプの方の場合、治療によりそばかすが薄くなった後も再発することがあります。もしフォトシルクプラスを複数回受けてもそばかすが薄くならない場合には、より確実な消し方であるレーザー治療への切り替えを提案する場合もあります。
フォトシルクプラスとフォトフェイシャルとの違い
フォトシルクプラスはイタリアDEKA社の最新式美白治療器で、一般的によくあるフォトフェイシャル(IPL)と比べ、メラニンの分解能力に優れているのが特徴です。メラニンに反応しやすい500nm〜950nmの波長域をもつUPLという光を取り入れており、しみに特化した光治療機となっています。従来のフォトフェイシャルでは反応の乏しかった薄いしみやくすみにも効果が高いとされ、「フォトフェイシャルではシミが薄くならなかった」という方にもご満足いただけます。
またフォトシルクプラスは水分の吸収率が高い950nm以上の波長を持ちあわせていないため、火傷のリスクが少なく安全に治療を受けることができます。
ダウンタイムもほとんどなく安全性の高い治療であるため、一見誰でも扱えるように思われがちなフォトシルクプラスですが、照射方法を自由に設定できるが故に、治療をする人の技術によって効果に差が出てしまうことがあります。
リーズナブルな価格設定にするために、医師は診察のみをおこない実際に照射をするのは看護師であるクリニックもあります。しかし、医師の指示の元で看護師が照射する場合、火傷のリスクを考えると高い出力での指示は出しにくく、実際に看護師の判断で照射場所や方法を変更することはできませんから、全顔を通して均一なパワーで照射することがほとんどです。
フォトシルクプラスの料金
治療器 | 範囲 | 料金 |
---|---|---|
フォトシルクプラス 3回コース 、5回コースをお申込みの方は、 追加料金なしで同日にアキュチップ(通常1ヵ所2,200円)が何ヵ所でも照射できます。 | 頬+鼻 | 1回33,000円 |
3回89,100円 | ||
5回132,000円 | ||
顔全体 | 1回44,000円 | |
3回118,800円 | ||
5回176,000円 |
アキュチップ
アキュチップの特徴
「アキュチップ」は、「フォトシルクプラス」のスポット版の光治療機になります。
「フォトシルクプラス」で照射ができない目のまわりやまぶたにも使用できるのが特徴です。
当日からメイクをすることも可能で、「フォトシルクプラス」で反応しにくい薄いしみやそばかすにも効果があります。
まずは顔の広い範囲に「フォトシルクプラス」の光を照射し、反応が弱いところに「アキュチップ」を使うことで、すでにあるしみやそばかすを効率よく除去できます。
当院では「フォトシルクプラス」を3回コース、5回コースでお申し込みになると、「アキュチップ」が使い放題になるサービスもご用意しています。
アキュチップの料金
治療器 | 範囲 | 料金 |
---|---|---|
アキュチップ ※フォトシルクプラスの3回コース 、5回コースをお申込みの方は、 追加料金なしで同日にアキュチップ(通常1ヵ所2,200円)が 何ヵ所でも照射できます。 | 1ショット | 2,200円 |
顔全体取り放題 | 1回66,000円 | |
3回178,200円 | ||
5回264,000円 |
Qスイッチヤグレーザー
Qスイッチヤグレーザーの特徴
「Qスイッチヤグレーザー」はメラニン色素にピンポイントでダメージを与えることで、正常な肌を傷つけることなくそばかすを除去します。
強い出力で照射を行うので、治療を受けた後はヒリヒリとした赤みや腫れが出現し、かさぶたとなります。
かさぶたが自然と取れる1週間前後までは目立ちやすくお化粧することができないので、ご自身のスケジュールと合わせ治療を受けることをおすすめしています。
Qスイッチヤグレーザーの料金
治療器 | 範囲 | 料金 |
---|---|---|
Qスイッチヤグレーザー | 5mm×5mm以内 | 5,500円 |
面積(1cm×1cm) | 22,000円 | |
Qスイッチヤグレーザー打放題 ※しみが何個でも取り放題になります。 盛り上がりを伴うしみはプラス44,000円です。 | 頬+鼻 | 154,000円~ |
顔全体 | 176,000円~ | |
フォトシルクプラス3回 + Qスイッチヤグレーザー打放題 | 頬+鼻 | 236,500円〜 |
顔全体 | 286,000円〜 |
当院ではカウンセリングから照射まで担当医師が施術を行います
表参道美容皮膚科では、カウンセリングから照射まで責任を持って担当医師が施術を行います。
どの医師も長年の照射経験があり、当院の症例数は国内トップレベルとなっています。
多くの患者様の状態を見てきているからこそ、しみの状態を見極め、照射中の反応をみながら細かく設定を調整し、目に見える効果を出すことができるのです。
美容皮膚科でレーザー治療を検討している方は、価格だけなく施術者の経歴や症例数も参考にクリニックを選んでみてはいかかでしょうか。
レーザー治療を受ける前の注意点
そばかす治療のファーストステップとしては、ダウンタイムが短い「フォトシルクプラス」や「アキュチップ」がおすすめです。その上で効果が十分ではない部分に「Qスイッチヤグレーザー」を併用すると効率的に治療を受けることが可能です。
治療の回数には個人差があり「フォトシルクプラス」をはじめとする光治療器は、1回ですべてのしみやそばかすを取るというよりは、3回〜5回ほど定期的に照射を続けることで理想的な効果が得られます。
1回で確実にしみ・そばかすを除去したい方や、光治療でとれなかった部分には、「Qスイッチヤグレーザー」をおすすめします。
また、しみやそばかすなどの美容治療は自費診療となり、クリニックにより料金が異なります。手の届きやすい価格設定であるクリニックは、医師ではなく看護師による施術である場合もあるので事前に確認が必要です。
しかし安全に治療を受けていただくためにもクリニック選びは重要です。
機械の使い方によっては効果に差が生まれるのはもちろん、時には肝斑の悪化や火傷のリスクにつながることもあります。
当院ではカウンセリングから施術まで同じドクターが担当することで、患者様の肌質に合った設定や照射方法を行い、最大限の効果が出るように配慮しています。
当院の医師は10年以上のフォトシルクプラス治療経験があり、とてもたくさんの患者様の治療を担当しており、安心して治療を受けていただくことが可能です。
カウンセリングでは、ひとりひとりの患者様に時間をかけた丁寧な診察を行います。
初回カウンセリングは無料で受けることができますのでクリニック選びの参考にしてみて下さい。
そばかすを防ぐ方法は?主な対策を紹介
クリニックでそばかす治療を行ったとしても、紫外線を浴びたり肌に刺激を与えたりすることで、色素沈着や再発のリスクが上がる可能性があります。
色素沈着を一過性のものとして最小限に抑え、再発を予防するためには自宅でのセルフケアはとても重要です。
しみ・そばかすを防ぐためのスキンケア
レーザーや光治療後の肌は、とてもデリケートな状態です。かさぶたが取れたピンク色に見える皮膚はバリア機能が低下し、炎症が続いている状態です。
肌への刺激が少なく、バリア機能を補いながら保湿できるスキンケアが大切です。
色素沈着の予防やシミの再発を防ぐために、普段以上に 「紫外線ケア」と「刺激を避ける」ことを徹底しましょう。
当院ではアフターケアにおすすめな美白剤や日焼け止め・サプリメントも各種取り揃えております。
しみ・そばかす対策を意識した生活習慣
健康な肌を保つためには普段から食事の栄養バランスや睡眠時間に注意を払うことが必要です。
まず食事面では栄養バランスに配慮し、特にメラニン色素排出を助けるビタミンCや肌をダメージから守るビタミンEを積極的に摂ることを心がけましょう。
ビタミンCやL-システインなどのメラニン色素の生成や沈着を抑えてくれる栄養素は、医薬品やサプリメントで補うのも一つの方法です。
また、規則正しい生活や質の良い睡眠を心がけ、ストレスを溜めないようにすることも大切です。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーや肌ダメージの修復を促す効果があります。
特に成長ホルモンは入眠後90〜120分後に深い眠りに入ることで活発になります。
入眠前には携帯電話の電源は切り、リラックスした環境を心がけましょう。
そしてストレスを発散することもそばかす対策をする上で欠かせません。
ストレスが蓄積されるとホルモンバランスが崩れ、肌の新陳代謝の低下につながる場合があります。
そのため忙しい時期でもできる限りリフレッシュできる趣味や運動の時間を確保するのがおすすめです。
まとめ
そばかすは遺伝的なものであり治療を諦めてしまう方も多いのですが、正しい治療やセルフケアを行うことで改善することができます。
当院では多くの治療実績を積む医師が、そばかすの濃さや大きさ・その方の肌質に合わせた治療方法を提案していきます。「そばかすが気になる」「そばかすかしみか区別がつかない…」といったお悩みをお持ちの場合は、お気軽にご相談ください。