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  • ポテンツァのダウンタイムの過ごし方や症状を詳しく解説!かさぶたはできる?

  • 2023年11月06日

ポテンツァで効果を得るためのポイント

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

さまざまな肌のお悩みを解消してくれる人気美肌治療器の『ポテンツァ』。

「ポテンツァの施術をうけてみたいけど、お化粧はいつからできるの?」
「ダウンタイムはどのくらいの期間なの?カサブタができるって本当?」

ポテンツァは従来のマイクロニードル治療よりもダウンタイムが短い施術といわれていますが、実際にどれくらい日常生活に支障があるのか気になりますよね。
この記事ではポテンツァの治療経過について解説するとともに、施術時の痛みやダウンタイムの注意点についても併せてご紹介していきます。

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ポテンツァの特徴


ポテンツァ(POTENZA)
ポテンツァはマイクロニードルと呼ばれる極小の針をスタンプのように皮膚へ刺し、針先からラジオ波を照射することによってお肌を再生していく最新の美肌治療器です。
チップや設定を変えることによって様々な機能が使えるため、しわやたるみ、ニキビ、ニキビ跡、毛穴、肝斑、美肌など多くの肌の悩みに効果を出すことができます。

ドラッグデリバリーシステム

中でもポテンツァには「ドラッグデリバリー」と呼ばれる人気の美肌治療があります。
この「ドラッグデリバリー」は、針が抜けるのと同時にチップから押し出される空気によって薬剤を均一に注入することができる、ポテンツァ独自のシステムです。
水光注射やダーマペンと比べて多くの美容薬剤を真皮層まで届けられるようになり、お悩みに応じた薬剤を選ぶことによってより高い効果を実感いただけるようになりました。



ポテンツァとダーマペン・フラクショナルレーザーの違い


ダーマペンの進化版として人気のポテンツァですが、どのような違いがあるかわからない方も多いのではないでしょうか?
ここではポテンツァとダーマペンのそれぞれの特徴、メリット・デメリットを詳しく見ていきます。

「ポテンツァとダーマペンでどちらの治療を受ければいいか悩んでいる」「ダウンタイムの違いが知りたい」というお悩みを抱えている方は是非参考にして見て下さい。

ダーマペンとの違い


ポテンツァとダーマペンはどちらの施術もマイクロニードルと呼ばれる極細の針を使って肌表面に小さな穴をあけて、創傷治癒力により肌の生まれ変わりを促す治療法です。
2つの施術の違いは、「ラジオ波の照射の有無」「薬剤導入の方法」にあります。

ダーマペン「マイクロニードル」+薬剤を塗布する施術
ポテンツァ「マイクロニードル」+「ラジオ波の照射」+「ドラッグデリバリーシステムによる薬剤導入」
3つの同時施術

ポテンツァの施術では、刺入したマイクロニードルの針先からラジオ波の熱エネルギーを照射することで、皮膚表面に熱による損傷を起こさずに、お肌の深い真皮層へ直に熱エナルギーを送り込むことが可能です。
マイクロニードルを刺したことによる微細な傷跡に加え、真皮層にダイレクトに届く熱エネルギーを受けたお肌は、その傷を直そうとする創傷治癒力がはたらき、元の状態に戻ろうと、コラーゲンやエラスチンなどが新たに産出され皮膚の再生を促します。

さらに、ポテンツァにはダーマペンにはない「ドラッグデリバリーシステム」が搭載されており、薬剤を肌の奥まで均一に浸透させることが可能です。
また同時に針先から止血効果があるラジオ波を照射するため、患部の出血を抑えながら、狙った層へしっかりと薬剤を導入することができるのも特徴です。
一方、ダーマペンは施術時の出血により薬剤が流れ出てしまうリスクがあり、より確実に肌へ薬剤を届けたい方はポテンツァを選ぶと良いでしょう。

ほかにもポテンツァは肌を吸引しながら針を刺すことで痛みを軽減し、肌への負担を最小限にするシステムを搭載。
ダーマペンよりも赤みや腫れ、内出血などの症状も出にくく、治療後のダウンタイムが気になる方におすすめな治療となります。

フラクショナルレーザーとの違い


フラクショナルレーザーは、皮膚に微細な穴を開けてレーザーなどの熱を照射する治療法で、フラクセル、モザイク、スカーレット、フラクショナルCO2などの治療器があります。
広義ではポテンツァもフラクショナルレーザーの一種なのですが、大きな違いの一つにダウンタイムの差があります。

フラクショナルレーザーの施術後は、表皮〜真皮にかけて熱エネルギーが加わることにより赤みや痛みが強く、ダウンタイムが1週間程度と長いのが特徴です。
それに対しポテンツァは数時間程度とダウンタイムが少なく、日常生活にあまり支障が出ません。

それでも何を基準に決めればいいのかわからないという方には、「効果・ダウンタイム・安全性」の観点でバランスの良いポテンツァがおすすめです。
中でも ポテンツァのドラッグデリバリーシステムはフラクショナルCO2よりも効果を実感される方が多いです。

当院のフラクショナル系治療である「ダーマペン4」「フラクショナルCO2レーザー」「ポテンツァのリジュビネーション治療(ドラッグデリバリーなし)」は同じ範囲であれば同じ料金設定となっています。
コースを契約している方であれば、効果を評価しながらご希望に合わせた治療をお選びいただけます。
※ポテンツァのドラッグデリバリーの治療をご希望する場合には薬剤代がプラスでかかります。

いずれの場合もどの治療方法を選択するかは、皮膚の状態や目的によって異なります。
まずはご自身の肌の状態を医師に診てもらった上で、最適な治療方法を選びましょう。
カウンセリングではお肌の診察はもちろん、その後のダウンタイムについても詳しくアドバイスしてもらえます。

ポテンツァの痛みはどれくらい?


ポテンツァの痛みはどれくらい?
基本的にポテンツァの治療の前には顔全体に麻酔クリームを塗ってから治療をするので、我慢できないような強い痛みではありません。それでも痛みが我慢できないような場合には、針を刺入する深さやスピードを調整することができるので施術をしてくれるスタッフの方へ相談してみましょう。

施術後の赤みの出方には個人差があり、中には全く赤みが出ない方もいらっしゃいます。
赤みが出た場合であっても2〜3時間以内には引くひとがほとんどです。
また、施術直後であっても強い熱感はなく、ほてるような温かさを感じる程度の方が多いです。
フラクショナルレーザーのような夜まで続く強いヒリヒリ感は出にくいため、痛みで治療を諦めた方へもおすすめです。

ダイヤモンドチップ

また、ポテンツァは肌の悩みに応じて様々なチップを選択することができます。
施術の痛みが苦手な人におすすめなのが、針を刺さない「ダイヤモンドチップ」による施術です。
「ダイヤモンドチップ」はラジオ波の熱エネルギーによって肌表面を傷つけずにたるみ改善ができると同時に、肌の引き締めも期待できるため、毛穴の開きが気になっている方にもおすすめです。

ポテンツァのダウンタイムが短い2つの理由


ポテンツァは皮膚への負担が少ない


ポテンツァの針は外径0.25mmの極細の針を使用しています。
刺入の深さはもちろん刺入のスピードや、ラジオ波の熱量もコントロールすることができるため、針を刺入する治療の中でも必要以上に肌へ負担がかかりにくくなっているのが特徴です。

さらにドラッグデリバリーシステムで使用しているチップは「ポンピングチップ」と呼ばれ、肌へ吸引圧をかけることによってチップ内に皮膚を引き込み、狙った深さに均一に針を刺すことが可能です。
吸引圧がかかることで、皮膚が針によって無理に押し込まれることがなく余計な負荷がかからないため、痛みを最小限に抑えることができます。

ポテンツァのラジオ波には止血作用がある


従来のダーマペンや水光注射などのマイクロニードル治療では針を刺すことによって出血したり、赤みが長引きやすい傾向にありました。
しかしながらポテンツァではマイクロニードルの先端から照射されるラジオ波の熱エネルギーにより出血を抑えながら施術を進めるため、ダウンタイムや痛みを最小限に抑えることができるようになりました。

ポテンツァの治療経過は?ダウンタイムは当日のみ!


ポテンツァはどれくらい痛い
ここでは、ダウンタイムの日数を術後の経過とともに紹介します。
経過を把握し、ご自身の予定も考慮した上で、治療を受ける日程を決めていきましょう。

施術当日


ポテンツァは施術直後は赤み以外の症状はほぼありません。
赤みの程度には個人差があり、半数くらいの方は赤みが出ますが、中には全く赤みが出ない方もいます。
赤みが出た場合であっても2〜3時間で引くことがほとんどです。
施術当日はメイク不可のため、気になる場合はマスクなどでカバーしましょう。

また、施術当日は日焼け止めも使用することができません。
帽子や日傘で紫外線対策をするなど肌への刺激を避けるようにしてください。

治療翌日


施術翌日からメイクをすることが可能です。赤みなどが気になる場合もメイクで隠せる程度といわれています。
しかし治療内容や肌状態により個人差があるので、赤みや腫れが引いたとしても、肌はデリケートな状態にあるため、いつも以上に保湿や紫外線ケアを心がけましょう。

ポテンツァのダウンタイム中に起こる主な症状


ポテンツァはダウンタイムが比較的短いとはいえ、施術後にまったく症状が出ないわけではありません。
ここでは、施術後に起こりやすいダウンタイムを症状別に紹介します。

肌に赤みが出る


ポテンツァは肌に直接針を刺し、針先からラジオ波による熱刺激も加わるため、施術後は赤みが生じることがあります。
赤みの出方には個人差があり、中には全く赤みが出ない方もいらっしゃいます。
赤みが出た場合であっても2〜3時間以内には引くひとがほとんどです。
メイクは施術翌日から可能となります。

施術箇所が少し腫れる


施術を受けた日の体調や元々の体質によっては、顔が少し腫れていると感じる方もいらっしゃいます。
特に治療直後が最も腫れを感じやすいのですが、ほとんどの場合1〜2時間程度でおさまるとされています。
腫れが気になるときはマスクなどで隠すとよいでしょう。

時々「施術の後、かさぶたができることはあるのか?」と心配される方もいらっしゃいますが、基本的にポテンツァの治療の後にかさぶたになることはありません。
従来のフラクショナル系のレーザーでは施術後に細かいかさぶたができることが多く、肌がざらつきやすいのが難点でしたが、ポテンツァの場合、治療当日からお肌のしっとり感を感じる方もいらっしゃいます。
(特にドラッグデリバリー治療の方)

もちろん、施術後の肌はデリケートな状態でもあるので擦ったり刺激を与えることは厳禁です。
肌の効果を最大限に生かすためにもアフターケアでは保湿をしっかりしましょう。

ポテンツァのダウンタイム中の過ごし方


ポテンツァのダウンタイム中の過ごし方
ポテンツァはダウンタイムが短く、ダウンタイム中に現れる症状も軽症であることから、気軽に受けられる施術であると言えます。しかしながら、ダウンタイム中の過ごし方を間違えると、症状が悪化したり、ダウンタイムが長引いたりすることがあります。ダウンタイム中の敏感になっている肌を守るために、以下のことに気をつけましょう。

紫外線を避ける


施術後の肌は炎症が起きている状態であり、とてもデリケートです。
紫外線や外的刺激を受けると赤みが増強するリスクや色素沈着を起こす可能性があります。
紫外線対策としては、低刺激の日焼け止めクリーム日焼け止めクリームを定期的に塗り、外出時には日傘や帽子を着用するなど徹底することが重要です。

「日焼け止めの種類が多すぎて何を選べば良いのかわからない」方へは、レーザー治療後のお肌が敏感な時でも使える表参道美容皮膚科オリジナル商品『OBCシリーズ』の日焼け止めがおすすめです。

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高い耐久性で汗にも強く紫外線からお肌をしっかり守りながらも、特別なクレンジングの必要がなく石鹸で簡単に落ちるお肌に優しい処方となっており、ポテンツァの治療の後の敏感なお肌の状態でも安心して使用していただけます。



摩擦や刺激を与える行為は避ける


ポテンツァの施術後は肌が敏感になっているため、施術箇所に刺激を与えることを避けましょう。
施術箇所をむやみに触ることはもちろん、洗顔をする際は、洗顔料をよく泡立て、肌を擦らないように優しく丁寧に洗うことを心掛けてください。
必要以上にゴシゴシと洗顔をしてしまうと摩擦が刺激となり、肌に負担をかけてしまいます。タオルで顔を拭く際にも、水分を優しく吸い込むように押し当てながら拭きましょう。

入浴や激しい運動に気をつける


長時間の入浴・サウナ・有酸素運動・筋トレ・過度の飲酒などはいずれも、血行を促進する効果があります。
全身の血行が良くなることで、ポテンツァの施術箇所へ流れる血液の量も増え、赤みや腫れが長引いてしまう可能性が高くなります。
ダウンタイムを早く安全に終わらせるためには過度の飲酒は避け、汗をかくような運動は控えるようにしましょう。

まとめ


ポテンツァの治療はダウンタイムが比較的短いため、仕事や学校を長期間休めない人へでも挑戦しやすい治療です。
しかし、よく理解しないまま施術を受けてしまうと、かえってダウンタイムが長引いてしまったり思ったような効果が得られずトラブルの元となります。

当院では肌を再生するフラクショナル系治療だけでも『フラクショナルCO2レーザー』『ダーマペン4』『ポテンツァ』と3種類の治療器を所持しています。
様々な治療器による経過を長年見ているからこそ、お客様の肌状態やライフスタイルに寄り添った治療方法をご提案させていただくことが可能です。

事前の無料カウンセリングでは、施術時のリスクやダウンタイムについても事前に詳しくご説明いたしますので、ポテンツァによる治療に興味がある方はぜひ一度ご相談にいらしてください。

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