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  • ダーマペンやポテンツァ施術後はいつから洗顔できる?ダウンタイムや当日NGなことについて比較解説!

  • 2023年12月15日

ダーマペンやポテンツァ施術後はいつから洗顔できる?ダウンタイムや当日NGなことについて比較解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

毛穴の開きやニキビの痕のクレーターなど、肌の凹凸に関する悩みは、年齢・性別問わず常に多くのご相談を頂きます。
毛穴の開きは生まれ持った肌質によるところが大きく、最新の医療技術を用いても改善が難しい分野です。
ニキビ跡は皮膚の表皮下の真皮層や、程度が強いとその下の皮下組織まで凹みが及んでいることがあり、そうなるとダウンタイムを伴う強めの治療でないと改善が図れません。

数年前に脚光を浴びた、針を使った治療であるダーマペンは、敢えて肌を「正しく」傷つけることで、皮膚創傷治癒力を引き出し、肌の内側からコラーゲンを積極的に産生して、肌表面を滑らかにする治療です。

一方ポテンツァは、近年大変注目されている最新の治療機で、毛穴の開きやニキビ痕の改善だけではなく、治療モードや先端のチップを切り替えると、赤ら顔や、ニキビ、肝斑にも効果を発揮する高性能治療機です。
ダーマペンの超進化版と言われており、毛穴の開きやニキビ痕改善効果は、ダーマペンを大幅に上回ります。

以下では、ダーマペンとポテンツァの特徴を比較しながら、ダウンタイムやスキンケアにおける注意点を説明していきます。

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ダーマペンとポテンツァの機械としての違い


機器自体の規模(大きさ)とメカニズム


ダーマペン


ダーマペン4
手元に治まる大きさでペンタイプ型の電動機器。
ペン先端に計9本の細い針が付いていて、針の深度、痛みを緩和する振動を手元で調整する。
薬液を塗布しながら行い、針穴から浸透させることで肌改善効果を高める。



ポテンツァ


ポテンツァ(POTENZA)
可動式の大型の高周波(ラジオ波)治療機器。
大型液晶パネルで治療設定を操作し、毛穴の開きやニキビ痕改善目的の場合には、専用の薬剤と専用のチップ(先端に計25本針の付いた部品)を装着する。
専用薬剤は、「マックーム®」と呼ばれる、ポリ乳酸(溶ける糸として外科手術などに使用されている成分)が主体の液体薬剤。ポリ乳酸は肌内で代謝される際に、二酸化炭素と水に分解される過程でコラーゲンが造成され、置き換わり、肌の凹凸を埋めることで滑らかにする。



治療の効果



ダーマペン電動の針を肌の上で滑らせ、引っ搔き傷(スクラッチ痕)を作る。
肌に美容成分を塗布しながら施術するが、手動で操作し、薬液も傷から自然に入り込むのに任せるため、傷や浸透にはむらが生じる。
ポテンツァ薬液が空気圧により能動的に針穴に押し込まれる独自の「ポンピング動作」により、深度・量ともに充分な薬剤の浸透が可能になった。
マニュアル化された機械設定で治療を行うので、むらの無い均一な施術を実現している。
更にダーマペンにはない針先から照射される高周波の作用により、肌の引き締め、創傷治癒効果の増大を叶え、1度の治療効果はダーマペン3回分以上と言われている。


治療後のダウンタイムの症状は?ダーマペンとポテンツァとで比較


肌の赤み・むくみ



ダーマペン頬の高いところや鼻柱など骨が近いところは、治療中に痛みが出やすく赤みも出やすい。
赤みの出方は個人差があり、肌色が白い方の方が出やすく、お風呂上がりに蒸気して血色が良くなっているような状態で、肌質により殆ど赤みが出ない方もいる。
治療直後から当日夜までの赤みが10だとすると、翌日は3~4くらいで、翌々日は1程度か殆ど無い。
熱が加わらない治療なのでむくみは殆ど生じない。
ポテンツァダーマペンと概ね同じだが、高周波により、血管に熱を与えることで出血を防ぐ作用が加わり、赤みの程度はダーマペンより軽度に収まる。
殆ど赤みが出ない方も多い。



痛み・ヒリヒリ感



ダーマペン機器の原理から、針を引きずりながら肌に引っ掻き傷を作っていくので、当日は肌に手を触れたりするとヒリヒリ感を伴うことが多い。
翌日には痛みは無くなっている。
ポテンツァ機械の原理から、1ショットずつチップを肌から離して、肌の上からスタンプの様に接着して針を挿入していくので、針を引きずることが無く、引っ掻き傷が形成されない。
よって治療直後から痛みはダーマペンより軽度なことが多い。
ほとんどの人が1時間以内に痛みは無くなる。
翌日も痛み無し


出血・内出血斑



ダーマペンニキビ痕の瘢痕が強い場合は、治療効果を高めるために針の深度を深くしたり、同じ部位を重ねて施術することで、出血・内出血が強まることがある。
細い針を使用するので、出血量自体はわずかで、内出血斑も1㎜にも満たないものが数か所生じるか生じないかの程度。
内出血斑が生じても、2~3日内には消失する。
ポテンツァダウンタイムの症状について、ダーマペンと最も大きく異なり優れている点はここにある。
針の挿入と同時に高周波が照射されるが、この高周波には肌のタイトニング効果、創傷治癒効果増大とともに、毛細血管に作用し、出血を起こさせない効果がある。
よって、ダーマペンと異なりほぼ出血が生じず、内出血斑も生じない。
翌日には通常の肌状態に戻っている。

他レーザー機と比較してもダウンタイムが圧倒的に少ないと言われる所以である。



洗顔や化粧水はいつからできる?当日にNGなこと


洗顔や化粧水はいつからできる?当日にNGなこと
ダーマペンもポテンツァも針治療であり、当日やその後のスキンケアで気を付けることは原則同じです。
以下に項目別に注意点を挙げていきます。

洗顔


直後から肌に無数の針穴が空いており、刺激や感染の原因になるので、当日の洗顔はNGです。
翌朝からはOKです。

化粧水・パック


含まれている成分によっては(アルコールやピーリング効果のある成分など)刺激になり、痛み・赤み・腫れの原因となり、肌再生が妨げられるので当日はNGです。
またダーマペンでも、ポテンツァでも、薬液を導入していることやクリニック仕様の品質が保証されている冷却と保湿の為のパックを実施しているので、当日の保湿は不要です。
(ポテンツァのみ、当日夜のみ炎症止めの軟膏を塗布して下さい)

メイク


肌に穴があいており、化粧成分が中に入り込んでしまうため、当日はメイクはNGです。
翌日からはOKです。

日焼け止め


当日は日焼け止めが使用出来ないので、紫外線を避けるために季節などによっては日傘や帽子などをご持参され、速やかにご帰宅ください。
マスクで顔の広範囲を覆い、紫外線を防御するのも1つです。
翌日からは毎日日焼け止めを使用してください。
ダメージを受けた肌は紫外線の悪影響を受けやすくなっているとともに、日常的に光老化を招く紫外線をなるべく防御することが、美肌を維持する為に重要です。

入浴


当日は感染、赤み、腫れ防止の観点から入浴はNGです。
治療を行った部位にお湯や水が掛からないよう、また皮膚温度が上昇して赤みを増大させないよう、短時間のシャワー浴をお勧めします。

激しい運動


運動により全身の血行が良くなると、顔の赤みも出やすくなる為、また汗も傷に刺激となるので当日はNGです。

飲酒


絶対にNGではありませんが、運動同様血行促進効果により赤みが出やすくなるので当日は控えて頂いた方が良いでしょう。

まとめ


ダーマペン、ポテンツァいずれの治療もダウンタイムや当日NGなことはほぼ同じです。
最適な治療法や、効果を挙げるポイントなどについては、お悩みの程度や、症状、求める効果、ご予算等により、お一人お一人に合わせてご説明させて頂きます。
施術についてご興味やご疑問、ご不安なことがありましたら、当院のベテラン医師・スタッフにお気軽にお問い合わせください。


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