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  • 目の下のシミはレーザーで治せる?施術回数やダウンタイムについて詳しく解説!

  • 2024年01月19日

目の下のシミはレーザーで治せる?施術回数やダウンタイムについて詳しく解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

顔のパーツの中でも、人の印象を左右する目元。
目立ちやすい目の下にシミがあることで老け顔・疲れ顔といった、年齢や疲れた印象を与える可能性があります。
目元はシミの出来やすい部位のため、悩まれている方も多くいらっしゃいます。
シミと一括りにしても、種類もいくつかあり、原因と治療法も異なりますので、改善方法を解説します。

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目の下のシミができる原因


目元にシミが出来る原因としてまずは紫外線があげられます。
頬骨が突出し高い位置にあるため、紫外線が当たりやすいというのが原因の一つです。
また、花粉などのアレルギーで目を擦ってしまったり、目元はアイメイクをする機会が多いので、長時間のメイクや洗い残しによる色素沈着擦ってメイクオフをすることによる摩擦も刺激になります。

その他の原因としては、ストレスやホルモンバランスの乱れ生活習慣の乱れ乾燥も要因となります。
目の周囲は、お顔の中でも皮膚が薄く、紫外線や摩擦などの刺激に対して敏感な部分なので、特に注意が必要です。

目の下のシミには様々な種類がある


目の下の「シミ」、その種類は多岐に渡り、シミの場所や色、でき始めた年齢などにもよって異なります。
主に、「老人性色素斑と言われる一般的なシミ」「雀卵斑(そばかす)」「シミが盛り上がって膨らみがある(脂漏性角化症)」「肝斑(かんぱん)」「炎症後色素沈着」、シミや肝斑と間違えやすい「後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)」と呼ばれるもの、などがあります。
またシミの種類によっても、治療法や経過も異なります。

老人性色素斑(シミ)


最も一般的な、加齢・紫外線の影響でできる茶色いシミです。
平らで境界が比較的はっきりしていて、小さいものから大きなものまで様々あります。
発生当初は薄い茶色をしていますが、次第に濃くはっきりしてきます。

雀卵斑(そばかす)


目の下から頬の上部に、1㎜~4㎜の丸い小さなシミが散らばるように、左右対称に複数できるのが特徴です。
幼少期から思春期の頃から出てくることが多く、色は一般的なシミよりも明るく黄褐色です。

肝斑(かんぱん)


30代以降の女性にみられ、頬上部に左右対称に出現することが最も多く、比較的広い範囲に、輪郭がはっきりせずぼんやりと広がります。額や口の周辺にもできることがあります。
女性ホルモンのバランスが影響し、ストレス、紫外線、摩擦刺激でも悪化することが知られています。

脂漏性角化症(老人性のいぼ)


老人性イボとも呼ばれており、加齢と共にできやすいという傾向があります。
イボのように膨らんだ形をしているものもあれば、平らな物もあり、触るとザラザラしているのが特徴です。
紫外線にあたる部位や摩擦が起こりやすい部位に現れ、少しずつ大きくなったり数が増えたりすることがあります。

炎症後色素沈着


にきび、虫刺され、アトピー性皮膚炎、やけど、外傷など、皮膚の炎症が発生した後、強い炎症により、色素細胞が活性化され色素が沈着して起こるしみです。年齢に関係なく発生します。
通常は炎症部位において古くなった角質のターンオーバーがうまくいかず、排出されるべきメラニンが肌表面に残り続け、しみへとなります。
多くの場合は一過性で、半年ほどで自然に消えますが、刺激が繰り返されることで、色素が沈着してしまい長期間消えないこともあります。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)


10代後半ごろから灰紫色の色素が頬や額に左右対称に出現することが多く、皮膚の深い部分の真皮層に色素細胞が見られる「アザ」の一種です。
ADMと肝斑の好発部位は似ていますが、色調の違い、形の違い、また発症の年齢も異なります。
ADMの特徴は青みを帯びた色、グレーにも近い色で、目の下から頬に、左右対称に点状に出ていることが多いです。
また小鼻の周りや額にも見られることがあります。

扁平母斑


色・形はさまざまですが茶褐色で大小様々な色素斑が皮膚にできたものです。
生まれつき存在するか、思春期までには出現し、しみと間違われることが多いアザの一種です。
その他アザには血管腫(赤アザ)単純黒子(ほくろ)太田母斑(青アザ)などもあります。

目の下のシミはレーザーで治せる?


目の下のシミはレーザーで治せる?
目の下のシミは、シミの種類によって適応の機種は異なりますが、レーザー治療が有効です。
医師の判断により、当院ではフォトシルクプラス、アキュチップ、Qスイッチヤグレーザー、炭酸ガスレーザー、レーザートニングー(メドライトC6)を使い分けて施術致します。
シミの種類によって基本的に1回でキレイになるタイプと、複数回かかるもの、複数治療しても改善が難しい場合もあります。

しみの種類に合わせた波長や適切なパワー調整、照射数でないと、傷跡が残ってしまったり、色むらが出てしまったり、炎症後色素沈着が長引いてしまう可能性もあります。
シミの種類を正確に診断することが重要になりますので、まずはご相談ください。

目の下のシミにおすすめのレーザーマシン


フォトシルクプラス 


フォトシルクプラス
フォトフェイシャルをはじめとする光治療の中でもフォトシルクは、メラニン色素の分解能力が圧倒的に優れていると言われています。目の下の広範囲のシミ・ソバカスに有効です。



アキュチップ


アキュチップ
照射範囲が6.35mmと小さいのでフォトシルクでは当てづらい目の際のシミにも効果的です。
従来の光治療では改善が難しかった薄いしみ・そばかすにも反応が良く、治療部位以外の皮膚にダメージを与えずにピンポイントでの照射が可能です。



Qスイッチヤグレーザー


Qスイッチヤグレーザー
光エネルギーがターゲットとなる色素のみピンポイントに照射するレーザーで、輪郭のはっきりした大きめのしみ、濃いしみ、光治療では難しい薄いしみにも有効です。
しみであれば、80%以上の確率で1回の治療で綺麗になります。

532nmと1,064nmの二つの波長の光を出すことができます。
532nmは、皮膚の浅いところ(表皮内)をターゲットに効果があり、5mm以上の大きめのシミや光治療では反応しづらい薄いシミに効果的です。
1,064nmは、皮膚の深いところ(真皮内)に到達するので、肝斑・シミ・アザ(ADM・扁平母斑・太田母斑など)、タトゥーなどの治療に用いられます。

ADMの場合、532nmと1,064nm波長の異なるレーザーを併用して照射することで、表皮から真皮までのメラニンを徹底的に除去することが可能です。



炭酸ガスレーザー


炭酸ガスレーザー

盛りあがりを削るレーザーです。 盛りあがりのあるしみ(脂漏性角化症)に有効です。



効果が出るまでの施術回数と期間について


治療法によって施術の回数や期間、施術後の経過も異なります。

光治療(フォトシルク・アキュチップ)


通常は3~5回の回数をかけて徐々に薄くしていきます。治療間隔は3~4週間あけて頂いております。

Qスイッチヤグレーザー・炭酸ガスレーザー


シミの場合、通常80%は1回の治療で綺麗になります。
シミの種類や深さなどによっては1回での治療では難しい場合もあり、その際、2回目は色素沈着が落ち着いたころの6か月後にお受けいただけます。ADMや扁平母斑などのアザに関しては複数回の治療が必要となります。

副作用・ダウンタイムについて


治療法によってダウンタイム施術後の経過も異なります。

光治療(フォトシルク・アキュチップ)


照射した直後は少し赤く火照った感じになり、反応したしみが皮膚表面にパラパラと浮き上がってきます。
2~3日後、しみが濃くなったように感じますが、1週間程度でカサブタのように剥がれ消失します。
直後から日焼け止めやお化粧も可能です。

Qスイッチヤグレーザー・炭酸ガスレーザー


1~2日で薄いカサブタができて、1~2週間程で取れます。カサブタが取れた後は赤色またはピンク色の新しい皮膚になります。
一度キレイになったと思ったら、1ヶ月後位にまた色が濃くなることがあります。二次性の色素沈着や戻りシミともいわれ、ほとんどの方に生じます。
この色素沈着は3~6ヶ月かけて徐々に色素が薄くなっていきます。メイクはカサブタが取れたら可能です。
大事なご予定やイベントの前は避けての治療をおすすめしております。

目の下のレーザー治療の料金




項目方法・範囲 回数料金
Qスイッチヤグレーザー
*医師が施術
面積5mm×5mm以内1回5,500円
面積(1cm×1cm)1回22,000円
レーザートーニング
(メドライトC6)
頬+鼻1回19,800円
3回53,460円
5回64,350円
顔全体1回22,000円
3回59,400円
5回71,500円
フォトシルクプラス
*医師が施術
*コースお申込みの方は追加料金なしで
アキュチップ(通常1ヵ所2,000円)を
何ヵ所でも照射できます。
頬+鼻1回33,000円
3回89,100円
5回132,000円
顔全体1回44,000円
3回118,800円
5回176,000円
アキュチップ
*医師が施術
1ショット2,200円
顔全体1回66,000円
3回178,200円
5回264,000円

※金額は消費税込です



まとめ


目元のシミは出来やすく、目立ちやすく、またセルフケアでの改善が難しいため、医療機関で、経験豊富な医師の正しい診断と治療法の選択が重要です。
ご自宅でできるケアとしては、紫外線対策、摩擦を避け、アイクリーム等で保湿をしっかり行い、ホルモンバランスが乱れないよう、生活リズムを整えるなども大切です。
目元のシミを早期に改善し、若々しい明るい目元を目指しましょう。



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