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  • ニキビ跡のクレーターは自力で治せる? 原因と効果的な治療法を解説!

  • 2024年02月21日

ニキビ跡のクレーターは自力で治せる--原因と効果的な治療法を解説!

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

お肌が凹んで見えるニキビ跡のクレーターは目立ちやすく、メイクでカバーすることも難しいですよね。
なかなか改善しないため、コンプレックスの原因となることも。
「できればセルフケアで治したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
今回はニキビ跡のクレーターの原因から、クレーターの治療方法まで詳しく解説していきます。

「ニキビ跡の凸凹に悩んでる・・」「クレーターを少しでも目立たなくしたい!」
とお悩みの方、治療方法がわからない方は是非参考にしてみて下さい。

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ニキビ跡がクレーターになる原因


クレーター状のニキビ跡は、ニキビの炎症が進行した結果、毛穴の周りの組織が破壊されることで起こります
肌の奥深くにある真皮層や皮下組織までダメージが及んでいるため、皮膚が大きく凹んでクレーターのようになり、ニキビが治った後も目立ちやすいことから気にする方も少なくありません。

クレーターは、ニキビを治療せずに放置したり、ニキビを潰すことで炎症がさらに進み肌にダメージが残ることが原因としてあげられます。
ダメージを受けた真皮層には表皮のようにターンオーバーをする力がないため、一度ダメージを受けると修復することが難しくなります。


ニキビ跡のクレーターは自力で治せる?


ニキビ跡のクレーターは自力で治せる?
結論から申し上げると、セルフケアでニキビ跡のクレーターを治すことは非常に難しいです。
ニキビ跡のクレーター肌の場合、真皮層や皮下組織までダメージを受けている状態であり、自然治癒だけでは完全に元通りになることはありません。

クレーターになる前段階のニキビ跡であれば、日々のスキンケアにレチノールやピーリングを取り入れることによって、肌のターンオーバーを促し目立ちにくくなる可能性はありますが、クレーターを根本的に解消するのは自力では限界があります。

スキンケアでクレーターは改善できる?


スキンケアでクレーターは改善できる?
クレーターを増やさないためには、「ニキビを悪化させないこと」と「ニキビができにくい肌」を目指すことが重要です。
ニキビを触ると刺激になるだけでなく、手についている細菌が入って炎症を悪化させる可能性もあります。
またニキビができるとメイクでカバーしたくなるかもしれませんが、なるべくニキビ部分にはメイクはしないようにしましょう。

クレーターができる人はニキビができやすい体質の人でもあるため、スキンケアとしては新たなニキビができないよう心がけて下さい。
化粧水や美容液はビタミンC誘導体やヒアルロン酸、プラセンタなどが配合されたものを取りいれるといいでしょう。
お肌を清潔にすることはもちろん、保湿や紫外線対策をしっかりとおこなうことが重要です。

クレーター肌やニキビ跡を予防するためにも、ニキビがひどくなる前に皮膚科に相談し、症状に合わせた適切な治療を受けるようにしましょう。


ニキビ跡のクレーターを綺麗に治すおすすめの治療方法


クレーター状になった肌はセルフケアでは治すことが難しく、症状によっては数カ月から半年以上の治療が必要になります。
長期的な治療にならないためにも、ニキビができたら早い段階で治療を受けるようにしましょう。
クレーターを始めとする難治性のニキビ跡や傷跡の治療としては、肌を再生するニードル治療がおすすめです。

当院ではクレーター肌改善のために、「フラクショナルCO2レーザー」「ダーマペン4」「ポテンツァ」の3種類の施術を用意しており、症状に合わせた幅広い提案が可能です。

フラクショナルCO2レーザー


フラクショナルCO2レーザー
フラクショナルCO2レーザーは肌の生まれ変わりを促進するレーザー治療です。
ニキビ跡が気になる皮膚表面にレーザーで細かい穴をあけ、自己修復作用を利用してコラーゲンやエラスチンを増やし皮膚を再生します。
フラクショナルCO2レーザーは、1回の治療で10%〜15%の皮膚を入れ替えると言われています。
1週間ほど皮ムケなどのダウンタイムがありますが高い効果があり、治療を重ねることで、クレーターの凹みが滑らかになっていきます。



ダーマペン4


ダーマペン4
ダーマペン4は先端に16本の極細針でがついたペン型マシンを使って、肌の表面に小さな穴をあけ、傷を治そうとする肌本来の創傷治癒力を利用した治療法です。
傷が修復する過程でコラーゲンやエラスチンが生成され、ニキビ跡や毛穴の改善効果が期待できます。
当院ではヒト由来成長因子製剤「BENEV(ベネブ)」を組み合わせることによって、肌再生の効果を引き出します。
マイクロニードル治療の中でも手軽な治療として普及しており、ダウンタイムが短いことで人気な治療ですが、治療回数が多くかかるというデメリットもあります。

最近では「ダーマペン4」の治療に「マッサージピーリング」を組み合わせた「ヴェルヴェットスキン」と呼ばれる治療も注目されています。
ダーマペンによって肌に開けた穴へ「PRX-T33」と呼ばれるマッサージピールの薬剤を直接導入するため、ダーマペン単体よりさらに効率的に肌質を改善することが可能です。



ポテンツァ


ポテンツァ(POTENZA)

ポテンツァはマイクロニードル治療(極細の針で皮膚に穴を開ける治療)と同時に、その針先からラジオ波を真皮層に照射することで、肌の自己修復力と熱エネルギーWの作用によって大量のコラーゲン、エラスチンの生成を促します。
ニキビ跡、毛穴の開き、肝斑、肌質改善などあらゆるお肌の悩みに働きかける優秀な最新の治療機です。

さらにポテンツァはダーマペンやフラクショナルCO2にはない「ドラッグデリバリーシステム」が搭載されており、薬剤を真皮層まで均一に浸透させることが可能です。
ニキビ跡のクレーターには、ポテンツァ専用に開発された「マックーム」と呼ばれる、粒子の細かいポリ乳酸製剤を使用します。ポリ乳酸は肌内で代謝される際に真皮層の線維芽細胞を刺激しコラーゲンを増やし、肌の再生を促すことができます。
これまでのフラクショナルレーザーと比べて、ダウンタイムが当日のみと格段に少なく、日常生活に支障をきたすことなく施術できるのが特徴で、当院でも最も人気の高いクレーター治療です。



クレーター治療は回数がかかる


基本的にニキビ跡のクレーターの治療は数回では終わりません。
クレーターの深さやサイズ、理想とする肌の仕上がりによっては1年以上かけて治療を行うこともあります。
施術間隔としては月に1回を目安として、最低でも5回は施術が必要になると考えてもらうといいでしょう。

また最近では「セルフダーマペン」を自宅でのセルフケアで取り入れようとしている方もいますが、医療用のダーマペンより精度の劣る「セルフダーマペン」はニキビ肌の方にはおすすめしません。
針の調整が難しいため、炎症があるニキビや膿をもったニキビに「セルフダーマペン」を行うとニキビを悪化させてしまいさらなるトラブルに発展するケースもみられます。
根本的に肌質を改善したいのであれば、まずは美容クリニックで相談してみましょう。

まとめ


ニキビ跡のクレーター肌は、真皮層や皮下組織までダメージを受けている状態であり、セルフケアで治すことはできません。当院ではまずご自身のニキビ跡の範囲や深さをご相談した上で、ニキビ・ニキビ跡(クレーター肌)の治療メニューの中から最適な治療方法をご提案いたします。

当院の医師は15年以上ニキビ治療に携わり、美容皮膚科の専門的な知識と高い技術力が魅力です。無料カウンセリングも行っておりますので、クレーター肌でお悩みの方は是非クリニックにご相談ください。
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