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肝斑
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2017年04月07日
2週間ぶりのブログを更新です(x_x;)
今夜こそ自宅でブログを書こうと思ってるとソファーでうたた寝するパターンが続いてしまって。。。
今夜こそ自宅でブログを書こうと思ってるとソファーでうたた寝するパターンが続いてしまって。。。
日本人のしみ治療をする上で肝斑の存在は最も重要な問題です。
肝斑はシミの一種で、30代くらいから顔に出てきます。
スプレーで色を塗ったようなぼやっとした紫〜茶〜黒い感じで、左右対称性にでます。
出現する場所はパターンがあって、頰骨の辺りや口周りを中心にでることが多いです。
程度の差はありますが、30代後半以降の成人の日本人のほとんどにはあります。
なかなか正確に診断されることが少なくて、美容診療をしている医者でも、診療経験が少ないとどれが肝斑かよく分かってないことも多いです。
肝斑が濃くなるかどうかはかなり個人差がありますが、一般的には、生涯の日焼けのダメージの蓄積、日常の皮膚への摩擦の刺激が大きな原因になります。
僕は肌の診断をする時は、肝斑としみは別々に考えます。下地にもやっとした肝斑エリアがあって、それとは別に表面にしみやくすみが散在してるイメージです。
それら以外にもホクロやアザなど他の色素性病変が混在してることも多いです。
しみと肝斑はそれぞれ有効な治療法が違うので、しみには主にフォトシルクプラスやQスイッチYAGレーザーを使い、肝斑には飲み薬の内服やトーニングで複合的に治療していきます。
肝斑が目立っている方でも美容医療未経験の方はたいていくすみや薄いしみが混じっているので、フォトシルクプラスから治療を始めると患者さんは達成感を感じやすいと思います。
ひと昔前は,肝斑がある人はレーザーを受けてはダメだと言われてましたが(いまだに知識が更新さるてない医師も多いです)、仮に肝斑治療だけしても同じ顔に存在する普通のしみは永遠になくなっていかないので、最近は肝斑の存在を注意しながら積極的にしみ治療をして行くことが多いです。
どの治療器を用いるかや、部分に応じた治療器の当て方や強さの設定など、しみ治療はとても奥が深いので、やはりベテランの医師でないと安全で完成度の高い治療は難しいと思います。
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