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  • QスイッチYAGレーザーでホクロは消えない? 回数や痛み、ダウンタイムを詳しく解説

  • 2022年10月17日

QスイッチYAGレーザーでホクロは消えない? 回数や痛み、ダウンタイムを詳しく解説

表参道美容皮膚科 副院長

三宅 真紀 医師監修

ホクロが涙袋や口元付近にあるとチャームポイントとして好まれることもありますが、基本的にはシミと同じように、ホクロはない方が美肌に見られやすく、好まれる傾向にあります。
年齢や男女問わず、シミを取るのと同じぐらいホクロを取る治療も需要が高いです。

ホクロはシミと同じようにQスイッチヤグレーザーなどの治療で1回で取れると思われることがありますが、実際は違います。シミは皮膚の浅い層に存在していますが、ホクロは皮膚の深い部分まで根があるため、Qスイッチヤグレーザーでは1回で取れません。
1回で取れる方法もありますが、傷跡などのデメリットもあります。

今回は、ホクロを取る方法や治療について詳しく説明します。


ホクロとは


ホクロとはメラニンと呼ばれる色素をつくる細胞(メラノサイト)が変化してできる良性のできもので、正式名称は「母斑細胞性母斑」です。
ホクロは大きく分けると「単純黒子」と「色素性母斑」の2種類あります。
単純黒子は表皮基底層という皮膚の表層に母斑細胞が増えた状態で、色素性母斑は表皮よりも深層にある真皮の近くに母斑細胞が増えた状態です。


ホクロを取る方法


QスイッチYAGレーザーでホクロは消えない?-回数や痛み、ダウンタイムを詳しく解説
ホクロ治療には外科治療とレーザー治療があります。

外科治療


外科治療は、厚みがあり真皮まで達している可能性が高い場合に適しています。
1回の施術で取れますが、皮膚の損傷はホクロの大きさや深さに比例して大きくなるため、その分、傷跡になりやすいです。

切除縫合法


切除縫合法は、ホクロの周辺からメスで切開しホクロを除去した後に周囲の皮膚を引き寄せて縫合します。

くりぬき法


くりぬき法は、メスを用いてホクロを円形にくり抜きます。
基本的に皮膚に開いた穴は縫合せず、自然に塞がるのを待ちます。
切除縫合法ではゆがみによる変形が生じやすい鼻などの部位に適しています。

電気メス


電気メスとはメスの先端に電流を流し、熱でホクロを焼いて除去する治療法です。
熱を利用するため止血も同時にできます。

レーザー治療


レーザー治療は外科的にホクロを切除するよりも痛みが少なく、治療後の跡が残りにくいため、美容目的でホクロを取る場合に選択されることが多いです。

炭酸ガスレーザー


炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーは照射すると皮膚組織の水分に反応し、その際に発生する熱によってホクロの組織が気化・蒸散します。
ピンポイントで照射することができるため、削る大きさや深さを調整することができ、ホクロ周囲の正常な組織を傷つけずに済みます。
出血がほとんど起こらず、傷口も目立ちにくく、施術時間も比較的短時間です。



Qスイッチレーザー


Qスイッチヤグレーザーとは?
Qスイッチレーザーはメラニン色素のみに反応させ、ホクロの色素を破壊する治療法です。
Qスイッチレーザーには「QスイッチYAGレーザー」と「Qスイッチルビーレーザー」などがあり、どちらもホクロを治療できますが、使用するパルス幅が異なります。
QスイッチYAGレーザーはパルス幅を変更することができるため、ホクロだけでなく、シミやアザなど治療できる幅が広いです。
回数はかかりますが、傷跡が残らず綺麗な仕上がりになります。

パルス幅とは
パルス幅とは1回のレーザー照射の時間のことです。


 

QスイッチYAGレーザーとは?


QスイッチYAGレーザーとは?
QスイッチYAGレーザーとは、シミをはじめ、肌のくすみ、ホクロやあざなど様々な肌トラブルに効果のある医療用レーザーの一種です。
レーザーを照射すると、特定の色素にのみ反応し、熱エネルギーへと変換されます。
そして、その熱エネルギーで肌内部の色素のみを破壊し、肌トラブルを解決へと導く治療です。
また、QスイッチYAGレーザーは1064nmと532nmという長さの異なる2つの波長を持っているため、皮膚の深層にあるホクロやあざから皮膚表面にあるシミまで、複合的な症状に効果をもたらすことができます。

QスイッチYAGレーザーではホクロが消えない場合がある


盛り上がりのあるホクロの場合は平らになるよう削る必要があり、炭酸ガスレーザーを使用します。
QスイッチYAGレーザーは色素を破壊する特性があり、削ることはできません。
ホクロが平らになり色素だけの状態になれば、QスイッチYAGレーザーを使用します。

レーザーでのホクロ取りの失敗事例


QスイッチYAGレーザーではホクロが消えない場合がある

凹みができる


炭酸ガスレーザーで一度に削りすぎると、損傷が大きすぎて、皮膚が凹んでしまいます。
通常、皮膚は損傷を受けても自然治癒力で元の状態に戻りますが、皮膚の深い層にまでダメージが加わる程の損傷を受けてしまうと元に戻りきれずに凹んだ状態で皮膚が出来上がってしまいます。
そのため、一度の治療でどの程度削るかが重要であり、その判断をするためには豊富な知識や経験と高い技術が求められます。

肥厚性瘢痕・ケロイドが発生する


肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)やケロイドは怪我・火傷・手術などで傷ができると、皮膚の真皮層では線維芽細胞の働きが活性化して大量のコラーゲンを生成し傷の補修を行います。
修復が進んで傷が塞がってくると、通常、線維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きは抑えられ、コラーゲンの生成もストップしますが、何らかの異常で、線維芽細胞が活性化したままコラーゲンを作り続けてしまうと、増えすぎたコラーゲンが盛り上がり、ケロイドや肥厚性瘢痕になります。
なぜ、ケロイドや肥厚性瘢痕のような傷跡になるのか、詳しい原因は解明されていませんが、「ケロイド体質」と言われるように、その発生には個人の体質や遺伝が関係することが知られています。

肥厚性瘢痕やケロイドは特に深い皮膚の傷が外傷を受けたときに起こりやすく、QスイッチYAGレーザーは特定の色素のみを破壊するため、肥厚性瘢痕やケロイドにはなりにくいです。
しかし、炭酸ガスレーザーは皮膚を削る治療のため、削る程度によっても肥厚性瘢痕やケロイドになるリスクがあります。
削らなすぎると治療効果が得られず、削りすぎてしまうと肥厚性瘢痕やケロイドになるリスクが高くあるため、1度の治療でどの程度削るかは非常に重要です。

白抜け


QスイッチYAGレーザーの治療によって皮膚の肌色部分の色が抜けて白っぽくなることがあります。
ホクロのメラニンが取れて周囲の皮膚より白くなっている場合は、1ヶ月~3ヶ月程度、長くても半年で治まり、徐々に周りの皮膚と馴染んでくるため問題はありません。
しかし、細胞自体がダメージを受けて肌本来のメラニンまで抜けてしまっている、もしくは、白抜けしやすい体質の場合は有効な治療はないと言われています。

肌本来のメラニンまで抜けてしまう原因としては、レーザーの出力が必要以上に高すぎた、または、炎症後色素沈着をホクロの色素として治療し続けてしまったことが考えられます。
レーザーの出力の設定、ホクロの色素か炎症後色素沈着なのかの見分けは、医師の専門的知識と高い技術、豊富な経験が必要です。

メラノーマだった


メラノーマとは悪性黒色腫のことで、皮膚がんの一種です。
メラノーマの場合はがんの進行度合いにもよりますが、基本的には手術が必要です。
万が一、メラノーマをホクロとして治療してしまうとがんの発見が遅れ、がんが進行してまったり、転移するリスクもあるため、判別がとても重要です。
メラノーマとホクロは似ており、判別には専門的な知識と的確な診断が必要です。
メラノーマの疑いがある場合はダーモスコピーの検査機器を用いて診断します。


レーザー治療何回でホクロはなくなる?


レーザー治療何回でホクロはなくなる?
ホクロは根が浅いものから深いものまであり、ホクロの大きさが比較的小さいものは根が浅く、大きいものは根が深いことが多いです。
ホクロの根が浅くても、3回以上はかかるので、根が深いものは20回以上かかることもあります。


痛みやダウンタイムについて


痛みは輪ゴムでパチンッと弾かれたような感覚です。
治療時間は1mm程度の小さいホクロ1つであればパチンッと1回、3〜4mm程度の大きさでも10数秒程度です。
治療直後は治療部位に赤み、腫れ、ヒリヒリ感、カサブタができます。赤みや腫れは2〜3日程度、ヒリヒリ感は数時間程度で落ち着くことが多いです。
カサブタは7〜10日間程度で、この期間はカサブタが剥がれないようお化粧は控え、擦らないよう気をつけましょう。

ホクロ治療施術後の経過について


ホクロは月に1回治療を続けていくと、徐々にホクロの根が浅くなり、色素も薄くなります。
色素が薄くなると治療による炎症後色素沈着が目立つようになるため、その場合は炎症後色素沈着が落ち着いてから次の治療行いますので、2〜4ヶ月程度間隔を空けます。
最終的には炎症後色素沈着が落ち着くとともにホクロの色素もなくなります。

ホクロは再発する?


ホクロは完全になくなると再発しません。
しかし一旦、皮膚の表面上には見えなくなったように見えても、まだ根が残っている場合、新陳代謝によってしばらくすると皮膚表面に出てくることはあります。
このような場合は、ホクロがなくなるのも間近なので、もうしばらく治療を続けましょう。
ホクロは後天的にもできるため、同じような箇所に新しいホクロができることで、再発したかのように見えることもあるでしょう。

Qスイッチヤグレーザーのホクロ取りの料金 


治療器・治療方法方法・範囲料金
ほくろ除去
*医師が施術
直径1mm以内1コ11,000円
直径1~2mm以内1コ22,000円
直径2~3mm以内1コ33,000円
直径3~4mm以内1コ44,000円
直径4~5mm以内1コ55,000円
直径5~6mm以内1コ66,000円
直径8mm以上一律1コ88,000円
全て1コあたりの金額 5年保証付き
ほくろ取り放題
(顔限定)
*医師が施術
165,000円
5年保証付き



まとめ


傷跡を残さずにホクロを取るなら、レーザー治療がおすすめです。また、治療には豊富な専門的知識と経験、確かな技術が見た目の仕上がりに大きく左右します。
当院医師は15年以上ホクロ治療に携わり、美容皮膚科の専門的知識と高い技術、多くの経験と症例数があるので安心です。
ホクロ治療を検討している方は、ぜひご相談下さい。