ケミカルピーリングはやりすぎに注意！適切な施術頻度や回数を解説！

お肌が綺麗な人がやっているスペシャルケアといえば『ケミカルピーリング』。
ダウンタイムもほとんどなく費用も手頃なため、気軽に取り入れられる美肌施術として幅広い年齢の方に人気です。
ピーリングを行うことで、様々な効果やメリットが期待できますが、必要以上のピーリングは肌トラブルを招くことも。

今回はケミカルピーリングで起こりやすい肌トラブルとその原因を説明していきます。
正しいケアの方法や適切な施術頻度もお伝えするので、ケミカルピーリングを検討している方は是非参考にしてみてください。

ケミカルピーリングをやりすぎてはいけない理由

美肌を目指してピーリングを頑張っているのに「なんだか肌がカサカサする・・」「肌がヒリヒリして、いつもの化粧水がしみる・・」といったお悩みはありませんか？
そのお悩みはもしかしたら、『ピーリングのやりすぎ』が原因かも知れません。

過剰なピーリングによって角質層が薄くなった状態のことを最近では『ビニール肌』と呼ぶことも。
ビニールのようにツルツルした肌が特徴で一見良い状態に思えますが、実際は肌のキメが失われ、バリア機能も壊れているため肌トラブルが起こりやすい状態となっています。

次の項目では、実際に起こりやすい肌トラブルとその理由について説明していきます。

肌のバリア機能を失い肌が乾燥する

健康な肌には、乾燥やホコリなどの外部刺激から肌を守ってくれる働きがあります。
そのバリア機能の役割を果たしているのが、角質層です。
角質層は肌の最も外側にあり、厚さは約0.02mmと非常に薄いのが特徴です。
その中には、肌本来の保湿成分である『天然保湿因子（NMF）』や『セラミド』が存在しており、肌の潤いを守る重要な役割があります。
過度なピーリングによって皮膚のバリア機能が低下すると、肌は水分を保持することが難しくなり乾燥を引き起こすことに。乾燥を感じる時にはピーリングの頻度を見直し、保湿を重視したスキンケアを取り入れるようにしましょう。

赤みや腫れなど炎症反応が起こる

ピーリングには、不要な角質を取り除き肌のターンオーバーを整える作用があります。
ケミカルピーリングをやりすぎると、肌が再生する前にダメージを与えてしまうことになり、赤みや腫れといった炎症反応を起こすことも。
赤みがあまりにも強く残ると一時的に色素沈着などの症状が起こるケースもあり注意が必要です。

感染症のリスクもある

皮膚の角質は外部刺激から肌を守ってくれる働きがあり、角質が薄くなるとウイルスの侵入を防ぐ力が弱くなります。
本来ならば皮膚に入ってこないはずの細菌やウイルスが侵入しやすくなり、ウイルス性のイボや口唇ヘルペスといった感染症の引き金となることもゼロではありません。
特に肌荒れをしている時、肌に細かい傷がある時は刺激になりやすいので、基本的にピーリングは避けるようにしましょう。

ケミカルピーリングをやりすぎてしまったときの対処法

ケミカルピーリング後に肌が悪化したり敏感な状態になってしまった時には、以下のことに注意してみてください。

ケミカルピーリングをすぐにやめる

まずは、ケミカルピーリングやピーリング剤を一旦お休みし肌の回復に努めましょう。
敏感肌のスキンケアに切り替えたり、刺激の少ないワセリンなどを使用することもおすすめです。
また、保湿や紫外線対策はしっかりと行いましょう。
肌のバリア機能が低下すると紫外線ダメージも受けやすくなるため、飲む日焼け止めや日傘や帽子なども併用するのがおすすめです。

症状によっては美容皮膚科クリニックで診察を受ける

赤みやヒリヒリ感がなかなか引かないような場合には、早めに医師に相談するようにしましょう。
ピーリング剤に対するアレルギーで、赤みや痒みが出ている場合もありますので早めの受診が安心です。

正しいスキンケアで肌を回復させる

お肌が敏感な状態にある時にはいつもより丁寧なスキンケアを心がけるようにしましょう。
メイクをしっかり落とそうと、洗顔時にゴシゴシと力を入れて洗うことは禁物です。
このような摩擦刺激は肌のバリア機能をさらに低下させてしまうことに。
クレンジングや洗顔の際には、ぬるま湯を使用し、できるだけ刺激を与えないように優しく行いましょう。

それでも乾燥があまり改善されない時にはスキンケアも見直しも方法の一つです。
化粧水を選ぶ際には、ヒアルロン酸やセラミドなど肌にもともと存在する成分にも注目してみましょう。
またピーリングの施術前にはレチノール（ビタミンA）やトレチノインといった刺激が強めの外用薬は1週間前からお休みしておくと安心です。
いずれの場合もカウンセリングで注意点の説明があるので、指示を守るようにしましょう。

ケミカルピーリングは施術頻度を守ることが大切

ピーリング剤の成分や濃度、お肌の状態によって副作用の出方は異なりますが、必要以上に行うことは肌への負担に。
肌トラブルを起こさないためにも必ず施術頻度を守りましょう。
ここでは適切な施術頻度と回数についてご説明していきます。

施術頻度は2～4週間に1回

健康的な肌は約28日周期でターンオーバーを繰り返しています。
ピーリングのやりすぎは本来除去する必要のない角質や皮脂が除去されてしまい、肌が再生する前にダメージを与えてしまう可能性も。
肌の状態やピーリングの種類によっても異なりますが、施術頻度は2〜4週間に1回を一つの目安に考えてもらうと良いでしょう。
また、前回の施術から一定期間が経っていても赤みや皮膚にかゆみが出ている時には施術を避けるようにしましょう。

月1～2回のペースで5回ほど続ける

クリニックでのケミカルピーリングは市販品のピーリング剤に比べ濃度が濃く、1回の施術でも肌のトーンアップやツヤ感を実感していただけます。
しかしながら、ニキビや毛穴といったお悩みに関しては肌質を根本から改善していく必要があるため、最低でも５回以上治療を続けることをおすすめします。

使用する薬剤によっても変わりますが、初めは２週間に１回の施術を5回ほど繰り返していきます。
その後、悩みが改善してきたら月に１回のペースでメンテナス目的で通っていただくと肌トラブルの少ない綺麗なお肌をキープできるようになります。

アフターケアも万全なクリニックで施術を受けましょう

表参道美容皮膚科では、ピーリング初心者の方向けのマイルドなピーリングから、上級者向けのものまで様々なケミカルピーリングをご用意しております。
医師の管理下で行うケミカルピーリングは高濃度で効果が高く、アフターケアも万全なのでトラブルが少ないのが特徴です。
患者様の肌質やお悩みに合わせて薬剤を選択するので、ピーリング初心者の方でも安心して施術を受けていただくことが可能です。

サリチル酸マクロゴールピーリング

当院の中では最もマイルドなケミカルピーリングです。
赤みや痛みの副作用がほとんどないため、敏感肌の方やアトピー肌の方でも行えます。
古くなった角質を除去し、肌のターンオーバーを促進することで、ニキビやくすみといった肌トラブルを改善します。
ニキビ治療の方は２週間に１回、それ以外の方は月に１回治療をすると効果的です。

マスクピール

マスクピールには毛穴の汚れや皮脂を吸着除去する『ベントナイトph2.5』という成分が含まれており、毛穴の開きや黒ずみ、毛穴詰まりに特に効果が高いピーリングです。
皮脂の分泌を抑える働きがあるので、脂性肌の方やニキビができやすい肌質の方におすすめです。
２週間おきに、4〜5回ほど回数を重ねると効果的です。
肌質によっては少し皮むけすることもありますが、初回から効果を実感しやすいのが特徴です。

マッサージピーリング

マッサージピールは別名『コラーゲンピール』と呼ばれるほど、お肌にコラーゲンを作る働きが強くアンチエイジングの強い味方とされています。
当院のピーリングの中で唯一真皮層まで届く浸透型のピーリングが特徴で、しわやたるみにお悩みの方におすすめです。
２週間おきに、4〜5回ほど回数を重ねると特に効果的とされ、その後は１ヶ月に1回の治療を続けていただくと効果を維持することができます。

また、美白効果が高いコウジ酸も配合されているため、くすみやニキビ跡の色素沈着を改善し、顔全体を明るい健やかな肌へと導きます。
施術直後は赤みが出現することもありますが、直後からつやつやのお肌になれるため当院で最も人気が高い施術です。

プロフェッショナルピーリング

グリコール酸・乳酸・サリチル酸をMIXしたピーリングです。
３つの酸は特徴や効果が異なるため、それぞれのメリットを最大に発揮し、単剤では成し得なかった高い効果を実感できます。
治療直後からツヤのある明るいお肌を実感することができ、従来の製品から改良され、副作用も出にくくダウンタイムが少ないのが特徴です。
こちらも２週間おきに、4〜5回ほど回数を重ねると肌質の改善を実感できます。

まとめ

ケミカルピーリングは回数を重ねるごとに、効果を実感しやすい治療です。
しかし、ピーリングのやりすぎは、肌のバリア機能が低下し肌トラブルを招くことになるので気をつけましょう。
最近ではSNSを中心に剥離するピーリングが話題になっていますが、逆に肌トラブルが発生するケースが後を絶ちません。
ケミカルピーリングの施術を受ける際は施術間隔を守り、アフターケアも万全な美容クリニックで施術を受けるようにしましょう。
当院のケミカルピーリングは、講習を受けたベテランスタッフが患者様1人1人のお肌の状態や赤みを確認しながら、丁寧に効果を最大限に発揮できるように施術を行います。
リピーターの方もとても多く人気な治療となっておりますので、是非お気軽にご相談下さい。